ニュース速報

ワールド

英、コロナ「ヒトチャレンジ」治験実施へ 来年1月から=FT

2020年09月25日(金)10時43分

英国は新型コロナウイルス感染症ワクチンの開発に向け、ワクチン接種後に意図的に治験参加者をウイルスに感染させて効果を確かめる臨床試験を実施する。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が23日、関係筋の話として報じた。独テュービンゲンで6月撮影(2020年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

[23日 ロイター] - 英国は新型コロナウイルス感染症ワクチンの開発に向け、ワクチン接種後に意図的に治験参加者をウイルスに感染させて効果を確かめる「ヒトチャレンジ」臨床試験(治験)を実施する。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が23日、関係筋の話として報じた。

FTによると、この治験は政府が資金を拠出して実施するもので、ロンドンの隔離施設で来年1月に開始される。米国に本拠を置く支持団体「1Day Sooner」を通じて、約2000人が登録を済ませたという。治験に利用されるワクチンの種類については不明。

治験の実施には、英国医薬品庁(MHRA)の承認が必要になる。

MHRAや支持団体からのコメントは得られていない。

英アストラゼネカや仏サノフィはロイターに対し、治験に関与していないと述べた。

英政府報道官は、ヒトチャレンジ臨床試験の可能性について、提携先と作業を進めているとコメント。詳細は明らかにしなかった。

報道官は「ヒトチャレンジ研究を通じた新型コロナ感染症ワクチンの開発の可能性について、どのように協力できるか、パートナーと作業を進めている」と発言。

「われわれは新型コロナの感染を早期に収束させるためにウイルスをどのように治療、制御、また可能であれば予防できるか、研究しており、今回の協議はその一環だ」と述べた。

今回の臨床試験を学術面で主導しているとされるインペリアル・カレッジ・ロンドンは「新型コロナ感染症の研究について、様々なパートナーと様々な予備的協議を続けている。現時点でさらに報告することはない」とコメントした。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

26年度予算案の今年度内成立目指す、消費税率ゼロは

ワールド

ECB総裁が任期満了前に退任とFT報道、仏大統領在

ワールド

ウクライナ和平協議、2日目は2時間で終了 「困難な

ビジネス

英CPI、1月は前年比+3.0% 昨年3月以来の低
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 2
    ポーランドが「核武装」に意欲、NATO諸国も米国の核の傘を信用できず
  • 3
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」でソフトウェア株総崩れの中、投資マネーの新潮流は?
  • 4
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 5
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 6
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 7
    川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に─…
  • 8
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 9
    極超音速ミサイルが通常戦力化する世界では、グリー…
  • 10
    生き返ったワグネルの「影」、NATO内部に浸透か
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発される中国のスパイ、今度はギリシャで御用
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 8
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 9
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 10
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中