ニュース速報

ワールド

香港、コロナ感染拡大で厳格な行動制限再導入

2020年07月14日(火)19時52分

香港は新型コロナウイルスの発生以降で最も厳格なソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)確保などの行動制限を15日から導入する。香港のレストランで3月29日撮影。(2020年 ロイター/Tyrone Siu)

[香港 14日 ロイター] - 香港は新型コロナウイルスの発生以降で最も厳格なソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)確保などの行動制限を15日から導入する。大規模な感染拡大の恐れがある中、対応を強化する。

新たな制限では、公共交通機関でのマスク着用が義務化され、レストランは店内飲食が禁じられ、午後6時以降の持ち帰りサービスのみとなる。

公共交通機関のマスク義務化と店内飲食禁止は香港が新型コロナ感染の第1波と第2波に見舞われた際には取られなかった措置。公共交通機関でマスクを着用しなければ5000香港ドル(645米ドル)の罰金の対象となる。

香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は13日、集会の人数制限を従来の50人から4人に変更すると発表。3月に起きた感染第2波での対策を再び講じる。ジムやゲームセンターなどは1週間閉鎖される。[nL3N2EK2YQ]

香港政府は13日遅くの声明で「最近の感染経路不明者の発生は、市中感染の持続的で静かな広がりを示している」と指摘した。

保健当局によると、14日に確認された新型コロナ新規感染者は48人。うち市中感染者は40人。1月下旬以降の感染者は累計1500人を超え、死者は8人となった。

保健当局の高官は「きょう報告された感染者の半数は、感染経路が分かっていない。感染は広がりやすいため、非常に憂慮される」と述べた。

*内容を追加して再送します。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ米大統領、日韓などアジア歴訪 中国と「ディ

ビジネス

アングル:解体される「ほぼ新品」の航空機、エンジン

ワールド

アングル:汎用半導体、供給不足で価格高騰 AI向け

ワールド

米中間選挙、生活費対策を最も重視が4割 ロイター/
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    超大物俳優、地下鉄移動も「完璧な溶け込み具合」...装いの「ある点」めぐってネット騒然
  • 2
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した国は?
  • 3
    「宇宙人の乗り物」が太陽系内に...? Xデーは10月29日、ハーバード大教授「休暇はXデーの前に」
  • 4
    為替は先が読みにくい?「ドル以外」に目を向けると…
  • 5
    シンガポール、南シナ海の防衛強化へ自国建造の多任…
  • 6
    ハーバードで白熱する楽天の社内公用語英語化をめぐ…
  • 7
    「ママ、ママ...」泣き叫ぶ子供たち、ウクライナの幼…
  • 8
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 9
    【ムカつく、落ち込む】感情に振り回されず、気楽に…
  • 10
    「信じられない...」レストランで泣いている女性の元…
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 3
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 4
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 5
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 6
    超大物俳優、地下鉄移動も「完璧な溶け込み具合」...…
  • 7
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 8
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシ…
  • 9
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 10
    「ママ、ママ...」泣き叫ぶ子供たち、ウクライナの幼…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中