ニュース速報

ワールド

豪ビクトリア州、NSW州との州境閉鎖へ メルボルンで感染急増

2020年07月06日(月)15時47分

 7月6日、オーストラリアのビクトリア州のダニエル・アンドルーズ首相は、州内の新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ニューサウスウェールズ(NSW)州との州境を7日から閉鎖すると発表した。写真はオーストラリアで1日撮影(2020年 ロイター/Loren Elliott)

[シドニー 6日 ロイター] - オーストラリアのビクトリア州のダニエル・アンドルーズ首相は6日、州内の新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ニューサウスウェールズ(NSW)州との州境を7日から閉鎖すると発表した。

オーストラリアで人口が最多のNSW州と2番目に多いビクトリア州の州境が閉鎖されるのは、1919年にスペイン風邪が大流行した時以来となる。

ビクトリア州の州都メルボルンでは新型コロナの感染者がここ数日急増しており、30の周辺地区では、感染予防のための厳格なソーシャル・ディスタンス(社会的距離)措置が導入され、9つの公営住宅が完全に封鎖された。

ビクトリア州で直近に報告された1日当たりの感染者は127人で過去最多を記録。2人が死亡し、約2週間ぶりに国内で確認された死者となった。国内で死亡した人は合計106人に達した。過去1週間の1日当たり感染者数は平均で109人と、6月第1週の平均9人から大幅に増加している。

アンドルーズ首相は記者会見で「ウイルスの封じ込めで大きな困難に直面していることを踏まえると、州境閉鎖は賢明で正しい選択だ」と述べた。閉鎖は7日午後11時59分から実施される。

NSW州のグラディス・ベレジクリアン首相は、州境再開の時期は未定だとした。

両州の境界には55本の道路や自然公園、河川などがあり監視が容易でないほか、州境を超えて日々通勤する人もいる。

ベレジクリアン首相は、移動が必要な人は通行許可証を申請できるが、発行には3日程度かかるとの見方を示した。

NSW州の警察トップは、移動禁止令を執行するため軍の支援を要請したと明らかにし、「毎日24時間、州境全域にわたり空からなどの監視を行う」と述べた。

ビクトリア州と隣接するもう1つの州である南オーストラリア州との州境は3月22日以来閉鎖されている。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

グリーンランド巡る同盟国への関税は誤り、英首相がト

ワールド

行き過ぎた円安是正し、物価を引き下げる=中道改革連

ビジネス

午後3時のドルは157円後半へ小幅安、リスク回避で

ビジネス

イオン、クスリのアオキ株保有目的から「友好関係維持
MAGAZINE
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
2026年1月20日号(1/14発売)

深夜の精密攻撃でマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ米大統領の本当の狙いは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰に地政学リスク、その圧倒的な強みとは?
  • 2
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で国境問題が再燃
  • 3
    DNAが「全て」ではなかった...親の「後天的な特徴」も子に受け継がれ、体質や発症リスクに影響 群馬大グループが発表
  • 4
    シャーロット英王女、「カリスマ的な貫禄」を見せつ…
  • 5
    AIがついに人類に「牙をむいた」...中国系組織の「サ…
  • 6
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 7
    「リラックス」は体を壊す...ケガを防ぐ「しなやかな…
  • 8
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世…
  • 9
    中国ネトウヨが「盗賊」と呼んだ大英博物館に感謝し…
  • 10
    【総選挙予測:自民は圧勝せず】立憲・公明連合は投…
  • 1
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 2
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 3
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試掘の重要性 日本発の希少資源採取技術は他にも
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 6
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 7
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 8
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 9
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 10
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中