ニュース速報

ワールド

米国で経済再開が足踏み、新型コロナ感染者が再び急増

2020年07月02日(木)14時08分

 7月2日、カリフォルニアなど米国で新型コロナウイルスの感染が再び急増している州が1日、経済活動の再開中止や制限措置の再導入を決定した。写真はカルフォルニアで3月撮影(2020年 ロイター/Gabriela Bhaskar)

[1日 ロイター] - カリフォルニアなど米国で新型コロナウイルスの感染が再び急増している州が1日、経済活動の再開中止や制限措置の再導入を決定した。

ロイターの集計によると、米国の新型コロナウイルス感染者は1日、5万人近く増加し、1日当たりの感染者としては過去最多を記録した。[nL4N2E90LI]

ニューサム・カリフォルニア州知事(民主党)は州内の大半の地区でレストランの店内飲食を禁止し、バーやパブなどの営業停止を命じた。同州の人口が70%を占める19郡が対象で、人口の多いロサンゼルス、オレンジ両郡も含まれる。[nL4N2E849F]

「新型コロナの感染は特に懸念すべきペースで広がっている」と警告した。

米国の感染の中心地は北東部からカリフォルニア、アリゾナ、ニューメキシコなどの西部や、テキサス、フロリダ、ジョージアなど南部の州に移っている。

1日はテキサス州で新規感染者が8076人と過去最高を更新したほか、テネシー、アラスカ両州でも過去最高に達した。またサウスカロライナ州では新型コロナによる死者数が24人とこれまでで最大となった。

ニューメキシコ州のグリシャム知事(民主党)は公衆衛生上の緊急事態宣言を15日まで延長するとし、当局はマスク着用義務を「積極的に」実施すると強調した。

インディアナ州のホルコム知事(共和党)は段階的な経済再開を少なくとも7月半ばまで延期した。

ニューヨーク市のデブラシオ市長は6日に解禁する予定だったレストランでの店内飲食を延期すると発表した。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏がアジア歴訪開始、タイ・カンボジア和平調

ワールド

中国で「台湾光復」記念式典、共産党幹部が統一訴え

ビジネス

注目企業の決算やFOMCなど材料目白押し=今週の米

ビジネス

米FRB、「ストレステスト」改正案承認 透明性向上
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した国は?
  • 3
    シンガポール、南シナ海の防衛強化へ自国建造の多任務戦闘艦を進水 
  • 4
    「信じられない...」レストランで泣いている女性の元…
  • 5
    熊本、東京、千葉...で相次ぐ懸念 「土地の買収=水…
  • 6
    超大物俳優、地下鉄移動も「完璧な溶け込み具合」...…
  • 7
    メーガン妃の「お尻」に手を伸ばすヘンリー王子、注…
  • 8
    「宇宙人の乗り物」が太陽系内に...? Xデーは10月2…
  • 9
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 10
    アメリカの現状に「重なりすぎて怖い」...映画『ワン…
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した…
  • 6
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 7
    超大物俳優、地下鉄移動も「完璧な溶け込み具合」...…
  • 8
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 9
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 10
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシ…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 9
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中