ニュース速報

ワールド

豪がサイバーセキュリティーに追加投資、専門家採用などで=首相

2020年06月30日(火)15時27分

 6月30日、オーストラリアのモリソン首相は、同国に対するハッキング行為が増加している事態を受け、専門家の追加採用を含めたサイバーセキュリティー対策に総額13億5000万豪ドル(9億2610万米ドル)を投資すると表明した。写真は2月、シドニーで撮影(2020年 ロイター/Loren Elliott)

[シドニー 30日 ロイター] - オーストラリアのモリソン首相は30日、同国に対するハッキング行為が増加している事態を受け、専門家の追加採用を含めたサイバーセキュリティー対策に今後10年間で総額13億5000万豪ドル(9億2610万米ドル)を投資すると表明した。

これに先立ち、モリソン首相は、同国の幅広い組織が「国家を基盤とする」高度なサイバー攻撃を何カ月も受けており、最近になって攻撃が強化されたと表明。標的となっているのは、同国のあらゆるレベルの政府組織、政治団体、日常生活で不可欠なサービスの提供者や重要インフラ運営者だと説明していた。[nL4N2DW07M]

オーストラリア政府は攻撃元を明らかにしていないが、複数の関係筋はロイターに攻撃元は中国だとみられると語った。中国は疑惑を否定している。

モリソン首相は、オーストラリアに対する悪意あるサイバー活動は頻度、規模、洗練度が増していると指摘。「連邦政府の最優先課題は、国家の経済と安全保障、主権の保護だ。悪意あるサイバー活動はこれらを阻害する」との声明を発表した。

投資資金のうち4億7000万豪ドルは、外国からの電子通信をチェックするオーストラリア通信電子局(ASD)に新たに500人のサイバーセキュリティー専門家を採用する費用に充てるという。

ロイターは昨年、関係筋の話として、オーストラリアの情報当局がサイバー攻撃は中国によるものだと断定したと報じた。オーストラリア政府は調査結果を公表していない。

中国はサイバー攻撃は行っていないと否定している。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ヒズボラが攻撃停止か、イスラエルはレバノン攻撃継続

ワールド

中国外相が9─10日に北朝鮮訪問、「戦略的対話を強

ワールド

ウクライナ南部の河川輸送要衝に無人機攻撃、施設に被

ワールド

中東情勢安定なら通常運航再開まで6─8週間=ドイツ
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライナ軍司令官 ロシア軍「⁠春の​攻勢」は継続
  • 3
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで代用した少女たちから10年、アジア初の普遍的支援へ
  • 4
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 5
    米軍が兵器を太平洋から中東に大移動、対中抑止に空白
  • 6
    「王はいらない」800万人デモ トランプ政権への怒り…
  • 7
    「高市しぐさ」の問題は「媚び」だけか?...異形の「…
  • 8
    【後編】BTS再始動、3年9カ月の沈黙を経て──変わる音…
  • 9
    キッチンスポンジ使用の思いがけない環境負荷...マイ…
  • 10
    5日間の寝たきりで髪が...ICUに入院した女性を襲っ…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 3
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐせ・ワースト1
  • 4
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 5
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 6
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 7
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 8
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 9
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 10
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 4
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中