ニュース速報

ワールド

英銀行、対EU交渉時間切れに備えるべき=英中銀

2020年06月04日(木)01時10分

イングランド銀行(英中銀)は3日、英政府と欧州連合(EU)の交渉が今年末までの移行期間中にまとまらなかった事態に備えるべきという見解を示した。3月16日、ロンドンで代表撮影(2020年 ロイター)

[ロンドン 3日 ロイター] - イングランド銀行(英中銀)は3日、英政府と欧州連合(EU)の交渉が今年末までの移行期間中にまとまらなかった事態に備えるべきという見解を示した。

声明で「英国の金融システムが直面するかもしれないあらゆるリスクに備えることが英中銀の基本的な責務だ」と指摘。「将来の貿易関係を巡る英EU間の交渉が合意に至らない可能性は、英国の銀行が今後数カ月で備える必要があることの1つだ」とした。

スカイによると、ベイリー総裁は、2日の主要行との電話会議で、合意なき離脱への備えを強化すべきと強調した。

バークレイズ、RBSはコメントを控えた。HSBC、ロイズからは現時点でコメントを得られていない。

英国は1月末にEUを離脱し、年末までは激変緩和のための移行期間にある。この間に金融サービス等の制度などをEUとまとめなくてはならないが、交渉は難航している。

大手銀行2行の関係筋はロイターに対し、英国を拠点としていた従業員や幹部らをすでにEU域内の新しいオフィスに異動させており、業務面では合意なき英EU離脱に対応するため長期間にわたり準備を進めてきたとした。

グレン金融サービス相は3日、英金融サービス業界は「世界クラス」だとし、離脱交渉がどのような結果になろうとも準備は整っていると指摘。英国はEUとの包括的な自由貿易協定(FTA)の締結を引き続き想定していると語った。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米・イラン交渉決裂、バンス氏「イランが米条件拒否」

ビジネス

円高につながる金融政策、「一つの選択肢」=赤沢経産

ワールド

アングル:中南米系の共和党支持に動揺の兆し、民主党

ワールド

アングル:結婚式前に手っ取り早くやせたい インドで
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    健康を守るはずのサプリが癌細胞を助ける? 思いがけない副作用に研究者が警鐘
  • 2
    中国がイラン戦争一時停戦の裏で大笑い...一時停戦によって中国が「最大の勝者」となる理由
  • 3
    中国が恐れる「経済ドミノ」
  • 4
    新しいアメリカンドリームは「国外移住」...5人に1人…
  • 5
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 6
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 7
    革命国家イラン、世襲への転落が招く「静かな崩壊」
  • 8
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 9
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国…
  • 10
    【銘柄】イラン情勢で「任天堂」が急落 不確実な相…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 4
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 7
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 8
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 9
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国…
  • 10
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中