ニュース速報

ワールド

英下院議長、EU離脱協定案巡る21日採決を拒否

2019年10月22日(火)01時47分

英下院のバーコウ議長は21日、ジョンソン首相が欧州連合(EU)と合意した新たなEU離脱協定案の承認に向けた採決を同日中に実施することを拒否した(2019年 ロイター/HANNAH MCKAY)

[ロンドン 21日 ロイター] - 英下院のバーコウ議長は21日、ジョンソン首相が欧州連合(EU)と合意した新たなEU離脱協定案の承認に向けた採決を同日中に実施することを拒否した。

月末の離脱期限までに残された時間がわずか10日となる中、英EU離脱を巡る不透明感が再び高まっている。

バーコウ議長は、英下院が19日に関連法案が成立するまで新離脱協定案の採決を先送りにする動議を可決したことに言及し、「きょうの動議は19日に出され、議決された動議と実質的に同じであり、現況も19日と実質的に同じだ」とし、新離脱協定案の採決に向けた「動議はきょう討議されない。繰り返しかつ無秩序となる」と述べた。

議長はさらに、英政府が31日の期限まで議会承認を得る可能性は依然あると述べた。

ポンドは対ドルで1.2962ドルに下落。バーコウ議長の決定前は、5カ月半ぶり高値を付けていた。[nL3N2762BQ]

ジョンソン首相の報道官によると、ジョンソン首相はバーコウ議長の決定に失望し、英国民の意志実現の機会を拒否したとの認識を示した。また、政府が週内に離脱協定法案を提出する方針とした。

英下院が週末に新離脱協定案の採決を先送りにする動議を可決したことを受け、ジョンソン首相は来年1月31日までの離脱延期をEUに書面で要請することを余儀なくされた。しかし、書簡にはジョンソン氏の署名はなく、同氏は延期を望まない意向を示した署名入りの書簡も送った。[nL3N2750VC]

バークレイEU離脱担当相はこの日、離脱延期を要請する書簡をEU側が受け取り、加盟国と協議する意向を示したことを明らかにした。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

パキスタン首都の自爆攻撃、「イスラム国」が犯行声明

ワールド

米ホワイトハウス、人種差別的な動画投稿を削除 オバ

ビジネス

ジェファーソンFRB副議長、26年見通し「慎重なが

ビジネス

SF連銀総裁「米経済は不安定」、雇用情勢の急変リス
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近したイラン製ドローンを撃墜
  • 2
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入った「最強ライバル」の名前
  • 3
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予防のために、絶対にしてはいけないこととは?
  • 4
    韓国ダークツーリズムが変わる 日本統治時代から「南…
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    地球の近くで「第2の地球」が発見されたかも! その…
  • 7
    鉱物資源の安定供給を守るために必要なことは「中国…
  • 8
    「右足全体が食われた」...突如ビーチに現れたサメが…
  • 9
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 10
    日経平均5万4000円台でも東京ディズニー株は低迷...…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 3
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染拡大する可能性は? 感染症の専門家の見解
  • 4
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 5
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 6
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 7
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 8
    エプスタインが政権中枢の情報をプーチンに流してい…
  • 9
    関節が弱ると人生も鈍る...健康長寿は「自重筋トレ」…
  • 10
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入っ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 5
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中