ニュース速報

ワールド

米国産大豆積んだ貨物船が大連入港、中国沖到着から1カ月強経過

2018年08月13日(月)10時45分

 8月12日、トムソン・ロイター・アイコンの海運データによると、大豆を積んでいる米国からの貨物船1隻が11日、中国沖に到着してから1カ月強経過後に初めて大連港に入港した。写真は中国政府が大豆を含む米国産品に25%の高関税を課した直後の7月6日に中国沖に到達した同貨物船「ピーク・ペガサス」(2018年 ロイター/Florence Lo)

[北京 12日 ロイター] - トムソン・ロイター・アイコンの海運データによると、大豆を積んでいる米国からの貨物船1隻が11日、中国沖に到着してから1カ月強経過後に初めて大連港に入港した。

この貨物船は米国産大豆7万トンを積んだ「ピーク・ペガサス」。中国政府が大豆を含む米国産品340億ドル相当に25%の高関税を課した直後の7月6日に中国沖に達していた。

最新のデータによると、ピーク・ペガサス号は12日朝、大連港区域に停泊している。

大連港への入港は荷降ろしが間近であることを示唆しており、新たな高関税が課される最初の米国産大豆の1つとなる可能性がある。事情に詳しい関係筋によると、積み荷の買い手は中国政府系の穀物備蓄企業「中儲糧」だという。

米国産大豆を積んでいるその他2隻「スター・ジェニファー」と「セムテックス・パイオニア」はこの数週間、中国沖に停泊している。

海運データによると、7月24日以降大連沖に停泊していたスター・ジェニファーは今月12日に航行しているが、行き先は今のところ不明。

大豆は米国の農産物としては中国向けで最大の輸出品目。2017年の貿易額は127億ドル。

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

タイ首相、議会解散表明 45─60日以内に総選挙

ワールド

タイ首相、議会解散表明 45─60日以内に総選挙

ワールド

トランプ氏、州レベルのAI法抑制へ大統領令

ビジネス

午前の日経平均は反発、TOPIX高値更新 景気敏感
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出を睨み建設急ピッチ
  • 2
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれなかった「ビートルズ」のメンバーは?
  • 3
    人手不足で広がり始めた、非正規から正規雇用へのキャリアアップの道
  • 4
    【揺らぐ中国、攻めの高市】柯隆氏「台湾騒動は高市…
  • 5
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 6
    首や手足、胴を切断...ツタンカーメンのミイラ調査開…
  • 7
    受け入れ難い和平案、迫られる軍備拡張──ウクライナ…
  • 8
    「中国人が10軒前後の豪邸所有」...理想の高級住宅地…
  • 9
    「何これ」「気持ち悪い」ソファの下で繁殖する「謎…
  • 10
    ピットブルが乳児を襲う現場を警官が目撃...犠牲にな…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 6
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 7
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 8
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 9
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 10
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 9
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中