米ベライゾン、10─12月期携帯契約者数の伸び 5年ぶり高水準

米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズは24日、第4・四半期(10─12月期)の携帯電話の月額課金契約者数が56万8000人増え、四半期としては過去5年間で最高となる携帯電話加入者増を記録したと発表した。2023年2月撮影(2025年 ロイター/Nacho Doce)
[24日 ロイター] - 米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズは24日、第4・四半期(10─12月期)の携帯電話の月額課金契約者数が56万8000人増え、四半期としては過去5年間で最高となる携帯電話加入者増を記録したと発表した。ファクトセットによる予想48万7500人増も上回った。
ストリーミング特典を追加料金で利用できるカスタマイズ可能な「マイプラン」への堅調な需要や昨年11月の感謝祭翌日の「ブラックフライデー」でのセールなどが追い風となった。
ベライゾンの携帯電話の顧客基盤の半分以上が「マイプラン」を利用している。
第4・四半期のワイヤレス機器の販売は、アップグレード台数の増加により、約1%増の75億ドルとなった。総売上高は357億ドルで、市場予想の353億2000万ドルをわずかに上回った。
2025年通年の1株当たり調整後利益は0─3%増とする見通しを示し、中間値はLSEGが集計したアナリスト予想平均の2.7%増を下回った。
25年のフリー・キャッシュ・フロー(FCF)の見通しは175億─185億ドル。ビジブル・アルファによると、中間値は予想(184億4000万ドル)を下回った。
ベライゾンの株価は序盤の取引で約1.6%上昇している。