ニュース速報
ビジネス

再送-米政府、バッテリー製造関連の25プロジェクトに30億ドル供与へ

2024年09月20日(金)19時50分

米エネルギー省は20日、14州の25のバッテリー製造関連プロジェクトに30億ドルを提供すると発表した。ネバダ州のリチウム製造施設で2022年撮影。(2024年 ロイター/Carlos Barria/File photo)

(一部の文字を修正しました)

David Shepardson

[ワシントン 20日 ロイター] - 米エネルギー省は20日、14州の25のバッテリー製造関連プロジェクトに30億ドルを提供すると発表した。サプライチェーンを中国から移し、国内での先進的な電池と電池材料の生産を増やすことが狙い。

バッテリーに使用される重要な鉱物の加工、バッテリーと部品の製造、リサイクルなどが対象。

このプロジェクト全体で160億ドルの投資が生まれ、合計で1万2000人の雇用が創出されるとしている。

アルベマールが次世代リチウムイオン電池用の負極材を生産するプロジェクトに6700万ドル、リチウム電池に必要な主要電解質塩を生産するハネウェルの工場建設に1億2660万ドル、リチウムイオン電池電解液用の電池用炭酸塩溶媒を生産するダウのプロジェクトに1億ドルそれぞれ提供する。

スタンダード・リチウムとエクイノールが共同出資するSWAリチウムによる、直接リチウム抽出技術を使用した炭酸リチウムの生産に対して、2億2500万ドルを供与する。また同技術を使用して食塩水からリチウムを生産するテラボルタ・リソースのプロジェクトに2億2500万ドルを提供する。

ビルラカーボンは、中国産の材料を使用しない次世代合成黒鉛に関し、1億5000万ドルを受け取る。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

タイ11月輸出、前年比7.1%増 予想下回る

ワールド

イスラエル、兵器産業自立へ10年で1100億ドル投

ビジネス

物価目標の実現「着実に近づいている」、賃金上昇と価

ワールド

拙速な財政再建はかえって財政の持続可能性損なう=高
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 2
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足度100%の作品も、アジア作品が大躍進
  • 3
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...どこでも魚を養殖できる岡山理科大学の好適環境水
  • 4
    素粒子では「宇宙の根源」に迫れない...理論物理学者…
  • 5
    ジョンベネ・ラムジー殺害事件に新展開 父「これま…
  • 6
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 7
    ノルウェーの海岸で金属探知機が掘り当てた、1200年…
  • 8
    ゴキブリが大量発生、カニやロブスターが減少...観測…
  • 9
    「個人的な欲望」から誕生した大人気店の秘密...平野…
  • 10
    「時代劇を頼む」と言われた...岡田准一が語る、侍た…
  • 1
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 2
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低く、健康不安もあるのに働く高齢者たち
  • 3
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開したAI生成のクリスマス広告に批判殺到
  • 4
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 7
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 8
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 9
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 10
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 7
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 8
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 9
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 10
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中