ニュース速報

ビジネス

訂正中国工業企業利益、1─8月は前年比11.7%減 落ち込み和らぐ

2023年09月27日(水)17時50分

 9月27日、中国国家統計局が発表した1─8月の工業部門企業利益は前年比11.7%減少し、2桁の落ち込みが続いた。写真は陝西省の工場で5月撮影(2023年 ロイター/Florence Lo)

(英文の訂正により、最後から2番目の段落で利益減少率について、国有企業は「3.8%」から「16.5%」に、外資系企業は「1.3%」から「11.1%」に、民間企業は「6.1%」から「4.6%」に訂正します。)

[北京 27日 ロイター] - 中国国家統計局が27日発表した1─8月の工業部門企業利益は前年比11.7%減少し、2桁の落ち込みが続いたが前月からは減少ペースがやや和らいだ。当局の一連の景気支援策で一部の部門に安定化の動きが出たとみられる。

減少幅は1─7月の15.5%から縮小。予想と一致した。

8月単月の利益は17.2%増加した。7月は6.7%減だった。

ジョーンズ・ラング・ラサールのチーフエコノミスト、ブルース・パン氏は「内需が安定し、需給がバランスの取れた回復を遂げたことを反映している」と分析。

統計局の于衛寧氏は「マクロ経済の回復を促進する一連の政策」が企業利益を支えたと述べた。

主要41業種のうち30業種で1─8月の利益が改善。原材料製造部門は、コモディティー価格の上昇や需要回復を受けて、赤字幅が大きく縮小した。

国有企業の1─8月の利益は16.5%減少(訂正)し、外資系企業は11.1%減(訂正)、民間企業は4.6%減(訂正)となった。

工業部門企業利益の統計は、主要事業の年間売上高が2000万元(275万ドル)以上の大企業が対象。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ゼレンスキー氏、19日にトルコ訪問 和平交渉復活を

ワールド

中国の渡航自粛、観光庁長官「影響を注視」 10月は

ワールド

北朝鮮、米韓首脳会談の成果文書に反発 対抗措置示唆

ワールド

北朝鮮、米韓首脳会談の成果文書に反発 対抗措置示唆
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影風景がSNSで話題に、「再現度が高すぎる」とファン興奮
  • 3
    悪化する日中関係 悪いのは高市首相か、それとも中国か
  • 4
    「中国人が10軒前後の豪邸所有」...理想の高級住宅地…
  • 5
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 6
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 7
    マイケル・J・フォックスが新著で初めて語る、40年目…
  • 8
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 9
    山本由伸が変えた「常識」──メジャーを揺るがせた235…
  • 10
    南京事件を描いた映画「南京写真館」を皮肉るスラン…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 5
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 6
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 7
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 8
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 9
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影…
  • 10
    「中国人が10軒前後の豪邸所有」...理想の高級住宅地…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中