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仏、STマイクロとGFの半導体工場に29億ユーロ支援

フランス政府は5日、スイスの半導体大手STマイクロエレクトロニクスと米半導体受託製造グローバルファウンドリーズ(GF)が仏南東部クロルに75億ユーロを投じて建設する半導体工場に29億ユーロ(31億ドル)の補助金を供与すると明らかにした。写真は、STマイクロエレクトロニクスのロゴ。2022年7月12日にパリで撮影。(2023年 ロイター/Sarah Meyssonnier)
[パリ 5日 ロイター] - フランス政府は5日、スイスの半導体大手STマイクロエレクトロニクスと米半導体受託製造グローバルファウンドリーズ(GF)が仏南東部クロルに75億ユーロを投じて建設する半導体工場に29億ユーロ(31億ドル)の補助金を供与すると明らかにした。
両社の首脳と会見を開いたルメール経済・財務相は、仏政府が2030年までに半導体部門の支援に55億ユーロ投じる計画の一環だと述べた。
欧州連合(EU)は4月に承認した「欧州半導体法」の下で30年までに世界の半導体市場のシェアを20%に倍増することを目指している。米国も「CHIPS法」で国内の半導体投資を支援している。
STマイクロとGFは4月28日に、仏政府の支援を受けてクロルに半導体工場を建設する計画についてEUの承認を得ていた。
新工場は回路線幅が18ナノメートルの製品をウエハー換算で年間最大62万枚生産する計画で、28年までのフル稼働を目指す。