ニュース速報

ビジネス

スポティファイ、リスナー5億人到達見通し 支出削減・効率重視へ

2023年02月01日(水)08時11分

 音楽配信サービス大手スポティファイ・テクノロジーは31日、支出を引き締め、効率化を図る方針を示した。この1年はテクノロジーとコンテンツに投資していた。写真は同社のロゴ。2018年5月、ニューヨーク証券取引所で撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid)

[ストックホルム/ロサンゼルス 31日 ロイター] - 音楽配信サービス大手スポティファイ・テクノロジーは31日、支出を引き締め、効率化を図る方針を示した。この1年はテクノロジーとコンテンツに投資していた。

ダニエル・エク最高経営責任者(CEO)は「マクロ環境」が昨年に劇的に変化したと指摘。第4・四半期投資家向け電話会見で「今にして思えば私は少し浮かれ、市場に表れた不確実性と比して過剰な投資をしてしまったかもしれない」と述べた。

同社は2022年、ポッドキャストとオーディオブック事業の強化に多額の投資を行い、営業費用は収入の2倍のスピードで増加した。そのため、今月600人の従業員をレイオフするなど、コストを削減することになった。

効率性をより重視することに加え、月間アクティブユーザーの増加予測により、年間を通じて粗利益が改善する見込みだと説明。リスナー数が今四半期に5億人に達すると予測した。

22年第4・四半期の月間アクティブユーザー数は4億8900万人に拡大し、会社側のガイダンスとアナリストの予想(4億7790万人)を上回った。

売上高の大部分を占めるプレミアム会員は14%増の2億0500万人。リフィニティブによる予想の2億0230万人を上回った。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米商務省が最先端AI半導体のサウジとUAE企業向け

ワールド

トランプ氏、州のAI法阻止へ大統領令検討 訴訟や資

ビジネス

日経平均5万円回復、米エヌビディア決算を好感 金利

ワールド

トランプ米大統領、エプスタイン文書公開法案に署名
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 2
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 3
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、完成した「信じられない」大失敗ヘアにSNS爆笑
  • 4
    ロシアはすでに戦争準備段階――ポーランド軍トップが…
  • 5
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 6
    アメリカの雇用低迷と景気の関係が変化した可能性
  • 7
    「これは侮辱だ」ディズニー、生成AI使用の「衝撃宣…
  • 8
    衛星画像が捉えた中国の「侵攻部隊」
  • 9
    ホワイトカラー志望への偏りが人手不足をより深刻化…
  • 10
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 4
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 5
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 6
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 7
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 8
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 9
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 10
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中