ニュース速報

ビジネス

米鉱工業生産、7月の製造業は0.7%上昇

2022年08月16日(火)23時41分

米連邦準備理事会(FRB)が16日発表した7月の鉱工業生産指数は製造業が前月から0.7%上がり、上昇率は市場予想の0.2%より大きかった。提供画像(2022年 ロイター)

[ワシントン 16日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が16日発表した7月の鉱工業生産指数は製造業が前月から0.7%上がり、上昇率は市場予想の0.2%より大きかった。自動車・部品などが伸びたのが全体を押し上げ、景況感が悪化しているにもかかわらず製造業の底堅さを示した。6月は0.4%低下していた。

7月の前年同月比は3.2%上昇した。

米国経済の11.9%を占める製造業は、消費者の支出がサービスに徐々に回帰している中でも、商品(モノ)の旺盛な需要に引き続き支えられている。しかし、衣料品を中心に小売企業が過剰在庫を抱えているなどリスクが高まっている。

自動車・部品は前月比6.6%と急上昇した。自動車を除いた製造業は0.3%上がった。耐久財が3.5%上昇した一方、非耐久消費財は0.3%低下した。

鉱業の生産指数は0.7%上昇し、石油・ガス採掘が引き続き下支えした。電力・ガスは0.8%低下した。

製造業と鉱業の生産指数が上昇したことで、全体の鉱工業生産指数は0.6%上昇した。6月は横ばいだった。

製造業の設備稼働率は前月から0.5%ポイント上昇の79.8%となり、長期平均を1.6%ポイント上回った。

設備稼働率は企業が持っている設備をどれだけ活用できているかを示す指標で、鉱工業全体では80.3%と6月の79.9%から上昇した。7月の設備稼働率は、1972―2021年の平均を0.7%ポイント上回った。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、大麻規制緩める大統領令に近く署名か 米

ワールド

ウクライナ、東部要衝都市を9割掌握と発表 ロシアは

ビジネス

ウォラーFRB理事「中銀独立性を絶対に守る」、大統

ワールド

米財務省、「サハリン2」の原油販売許可延長 来年6
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    空中でバラバラに...ロシア軍の大型輸送機「An-22」…
  • 5
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 6
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 7
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 8
    【銘柄】「日の丸造船」復権へ...国策で関連銘柄が軒…
  • 9
    9歳の娘が「一晩で別人に」...母娘が送った「地獄の…
  • 10
    【人手不足の真相】データが示す「女性・高齢者の労…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出を睨み建設急ピッチ
  • 4
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の…
  • 5
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 6
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 7
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 8
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 9
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれ…
  • 10
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中