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クレディ・スイス、ソフトバンクGへの法的手続き開始要請=関係筋
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は11日、スイスの金融大手クレディ・スイスが先週、4億4000万ドルの係争を巡りソフトバンクグループに対する正式な法的手続きを開始する許可を英裁判所に求めたと報じた。写真はソフトバンクGのロゴ。都内で2017年7月撮影(2022年 ロイター/Issei Kato)
[11日 ロイター] - スイスの金融大手クレディ・スイスが4億4000万ドルの係争を巡りソフトバンクグループに対する正式な法的手続きを開始する許可を英裁判所に求めたことが、事情に詳しい関係筋の話で11日、明らかになった。
クレディ・スイスは、経営破綻した英金融会社グリーンシル・キャピタルが米新興建設会社カテラに貸し付けた資金の回収に取り組んでいる。カテラはソフトバンクGの出資を受けているが、昨年破産申請した。
クレディ・スイスはグリーンシルに関連した100億ドル規模のサプライチェーンファイナンス(SCF)ファンドの閉鎖で打撃を受けており、これに絡む資金の回収を目指してきた。
同社は昨年、カテラからの未回収資金を巡りソフトバンクGと関連会社などを英国で訴えるのに必要だとして、米国の裁判所に情報を求める請願書を提出した。
孫正義会長兼社長を含めソフトバンクG経営陣がカテラの経営再建計画について何を把握していたかを明らかにしたい考えだ。
クレディ・スイスはコメントを控え、ソフトバンクGはロイターのコメント要請に現時点で応じていない。





