ニュース速報

ビジネス

午後3時のドルは下落135円半ば、米景気後退懸念で調整売り

2022年06月23日(木)15時26分

 6月23日、午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(136.26/29円)から下落し、135.53/55円で推移している。写真は米ドル紙幣。2020年5月撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic)

[東京 23日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(136.26/29円)から下落し、135.53/55円で推移している。米景気後退懸念を背景に持ち高調整のドル売り/円買いが優勢。また、原油先物価格の下落を受けて、資源国通貨安/円高となったことも、ドル/円の下押し圧力となった。

仲値にかけては国内輸入企業によるドル買いフローが入り、136.20円まで上昇。その後は時間外取引の米株先物が軟調に推移したことや、米長期金利が一時3.12%まで低下したことから、ドル売り/円買いが強まった。

また、元財務官でみずほリサーチ&テクノロジーズの中尾武彦理事長が23日のブルームバーグテレビジョンでの英語インタビューで「為替介入の可能性は排除できない」との見解を示したことをきっかけに、ドルはストップロスを巻き込んで、135.13円まで下落した。

市場では「為替介入自体はハードルが高く実際に行われる可能性は低い。ただ、ドルの調整色が強まっていたタイミングだったこともあり、材料視されたようだ」(国内金融機関)との見方が出ている。

今晩のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言にも関心が集まっている。クレディ・アグリコル銀行の外国為替部長、斎藤裕司氏は「パウエルFRB議長がリセッションの話を強調すれば、米長期金利は一旦低下し、ドル/円は調整局面に入る可能性がある」と指摘。ドル/円は5月末以降から急ピッチで上昇していたこともあり、132、133円付近まで調整が入ってもおかしくないとの見方を示す。

パウエルFRB議長は22日、上院銀行委員会の公聴会で、ここ数カ月の出来事により景気後退を回避しつつインフレを抑制することがより困難になっていることを認め、景気後退は「確かにあり得る」と明言した。

ユーロ/円は143.25/29円付近。リスク回避ムードから円の買い戻しがみられるなど、「クロス円を中心に値幅がでやすい」(国内金融機関)とみられ、夕方に発表される欧州経済指標が弱い数字だった場合は、円高に振れやすいという。

ドル/円   ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 135.53/55 1.0568/72 143.25/29

午前9時現在 135.98/00 1.0563/67 143.65/69

NY午後5時 136.26/29 1.0565/68 143.94/98

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

最近の急速なウォン安・円安、深刻な懸念共有=日韓対

ワールド

米戦略石油備蓄の第1弾、来週末までに供給 8600

ビジネス

日立とGEベルノバ、東南アジアで小型モジュール炉導

ワールド

米商務省、AI半導体輸出の新規則案を撤回 公表から
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 2
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切りは常軌を逸している」その怒りの理由
  • 3
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド太平洋防衛
  • 4
    有人機の「盾」となる使い捨て無人機...空の戦いに革…
  • 5
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 6
    「イラン送りにすべき...」トランプ孫娘、警護隊引き…
  • 7
    イラン攻撃のさなか、トランプが行った「執務室の祈…
  • 8
    「映画賞の世界は、はっきり言って地獄だ」――ショー…
  • 9
    『ある日、家族が死刑囚になって』を考えるヒントに…
  • 10
    ファラオが眠る王家の谷に残されていた「インド系言…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 5
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 7
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 8
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 9
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切り…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中