ニュース速報

ビジネス

フランスGDP、21年は+7%で52年ぶり大幅成長 コロナから回復

2022年01月28日(金)17時03分

フランス国立統計経済研究所(INSEE)は28日、2021年の国内総生産(GDP)が前年比7%増加し、1969年以来の大幅な伸びになったと発表した。パリ市内、2021年1月撮影(2022年 ロイター/Gonzalo Fuentes)

[パリ 28日 ロイター] - フランス国立統計経済研究所(INSEE)は28日、2021年の国内総生産(GDP)が前年比7%増加し、1969年以来の大幅な伸びになったと発表した。

新型コロナウイルス危機から予想よりも早く立ち直った。

ロックダウン(都市封鎖)が導入された20年は8%のマイナス成長だった。

21年第4・四半期のGDP速報値は、前期比0.7%増と市場予想の0.5%増を上回った。第3・四半期は3.1%増だった。

新型コロナワクチン接種が進み政府が制限措置を緩和したため、経済は昨年下半期に回復した。

ルメール経済・財務相はフランス2テレビで、「フランス経済は目覚ましい回復を遂げ、経済危機を消し去った。観光やホテルなど、まだ問題を抱えている産業も一部あるが、大半の産業は非常に力強く回復し、雇用を創出している」と述べた。

INSEEによると、フランス経済は第3・四半期に新型コロナ前の水準を回復した。

第4・四半期のGDPの内訳では、個人消費が0.4%増。第3・四半期はロックダウン(都市封鎖)後の経済活動再開で5.6%急増していた。

企業投資は0.8%増。第3・四半期は0.1%増にとどまっていた。

在庫投資の寄与度はプラス0.4%ポイント。第3・四半期はマイナス0.7%ポイントだった。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米肥満薬開発メッツェラ、ファイザーの100億ドル買

ワールド

米最高裁、「フードスタンプ」全額支給命令を一時差し

ワールド

アングル:国連気候会議30年、地球温暖化対策は道半

ワールド

ポートランド州兵派遣は違法、米連邦地裁が判断 政権
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216cmの男性」、前の席の女性が取った「まさかの行動」に称賛の声
  • 3
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 6
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 7
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 8
    【銘柄】元・東芝のキオクシアHD...生成AIで急上昇し…
  • 9
    なぜユダヤ系住民の約半数まで、マムダニ氏を支持し…
  • 10
    「非人間的な人形」...数十回の整形手術を公表し、「…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 7
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 8
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 9
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 10
    米沿岸に頻出する「海中UFO」──物理法則で説明がつか…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中