ニュース速報

ビジネス

バイデン氏、GMのEV工場視察へ

2021年11月12日(金)08時28分

 11月11日、バイデン米大統領は来週、ミシガン州にある米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の電気自動車(EV)工場を視察する。ミシガン州デトロイトで3月16日撮影(2021年 ロイター/Rebecca Cook)

[ワシントン 11日 ロイター] - バイデン米大統領は来週、ミシガン州にある米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の電気自動車(EV)工場を視察する。バイデン政権は看板政策の1つとして国産EVへの大幅な税額控除を掲げ、議会に承認を求めている。

GMはバイデン氏による17日の訪問に合わせて、改修後の工場をオープンすると明らかにした。同社は2020年にデトロイトとハムトラミックにまたがる同工場に22億ドルを投資し、EV専用工場に改修すると発表した。

ホワイトハウスによると、バイデン氏は視察時に、議会を通過したばかりのインフラ投資計画に盛り込まれたEV充電設備向けの75億ドルの資金支援や、EVが温室効果ガス削減や高賃金の雇用創出につながるといった話をする見通し。

GMのメアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)が同席する予定。

バイデン氏は8月に署名した大統領令で、新車販売に占めるEV比率を2030年までに50%に引き上げる目標を打ち出した。

看板政策の1つである1兆7500億ドル規模の気候変動・社会保障関連歳出法案には、米国製EVに対する最大1万2500ドルの税額控除が盛り込まれている。労働組合を持つ米工場で組み立てられたEVには4500ドル、国産EV用電池には500ドルの控除が適用される。

民主党中道派のマンチン上院議員は11日、労組を持つ米工場を対象とする税控除案に反対を表明した。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イスラエル軍、ガザ最大の難民キャンプとラファへの攻

ビジネス

中国、超長期特別国債1兆元を発行へ 景気支援へ17

ワールド

ロシア新国防相に起用のベロウソフ氏、兵士のケア改善

ワールド

極右AfDの「潜在的過激派」分類は相当、独高裁が下
MAGAZINE
特集:インドのヒント
特集:インドのヒント
2024年5月21日号(5/14発売)

矛盾だらけの人口超大国インド。読み解くカギはモディ首相の言葉にあり

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する悲劇の動画...ロシア軍内で高まる「ショットガン寄越せ」の声

  • 2

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 3

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国の研究チームが開発した「第3のダイヤモンド合成法」の意義とは?

  • 4

    地下室の排水口の中に、無数の触手を蠢かせる「謎の…

  • 5

    年金だけに頼ると貧困ライン未満の生活に...進む少子…

  • 6

    ブラッドレー歩兵戦闘車、ロシアT80戦車を撃ち抜く「…

  • 7

    横から見れば裸...英歌手のメットガラ衣装に「カーテ…

  • 8

    アメリカでなぜか人気急上昇中のメーガン妃...「ネト…

  • 9

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 10

    「終わりよければ全てよし」...日本の「締めくくりの…

  • 1

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 2

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する悲劇の動画...ロシア軍内で高まる「ショットガン寄越せ」の声

  • 3

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地ジャンプスーツ」が話題に

  • 4

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋…

  • 5

    「恋人に会いたい」歌姫テイラー・スウィフト...不必…

  • 6

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 7

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 8

    日本の10代は「スマホだけ」しか使いこなせない

  • 9

    ウクライナ防空の切り札「機関銃ドローン」、米追加…

  • 10

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 4

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 5

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 6

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 7

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 8

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中