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米インフレ率は今夏にピーク、秋には鈍化へ=バイデン政権高官

2021年06月11日(金)02時35分

米国の消費者物価指数(CPI)は今夏にピークを迎え、秋には鈍化し始める可能性が高いと、バイデン政権の高官が10日述べた。写真はジョージア州で2020年9月撮影(2021年 ロイター/Elijah Nouvelage)

[ワシントン 10日 ロイター] - 米国の消費者物価指数(CPI)は今夏にピークを迎え、秋には鈍化し始める可能性が高いと、バイデン政権の高官が10日述べた。

米労働省が10日に発表した5月のCPI(季節調整済み)は、前年同月比5.0%上昇し、2008年8月以来、約13年ぶりの大幅な伸びを記録した。

これについて、高官は匿名で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)発生初期に見られた低調な物価が影響する「ベース効果」によるところが大きいと指摘。バイデン政権は現行のインフレ高進が一過性であると引き続き認識しており、こうした見方は専門家や投資家、消費者、企業と共有されているとした。

その上で、「今後数カ月のうちにピークを迎える可能性が最も高い。おそらく今夏には最悪の状態となり、秋には通常に戻り始めるだろう」と語った。

ロイター
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