ニュース速報

ビジネス

ビットコインとイーサが下落、直近安値は割り込まず

2021年05月27日(木)17時38分

5月27日、ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)は下落したものの、先週の急落から回復するとの見方もあり最近の安値は割り込んでいない。写真はビットコインのイメージ。20日撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

[シンガポール 27日 ロイター] - ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)は27日の取引で下落したものの、先週の急落から回復するとの見方もあり最近の安値は割り込んでいない。

ビットコインは4%安の約3万7600ドル。イーサは7.5%安の2676ドル。

一部のアナリストはこのところの乱高下と比べれば振れ幅は比較的小さいとし、市場が底を打ったことを示しているとの見方を示した。

IGマーケッツのアナリスト、カイル・ロッダ氏は「市場参加者はしびれを切らして退出しているが、相場は底を形成し始めているように見える」とし、反発を期待する買い持ちを抱えた投資家がいるのは確かだと述べた。

みずほ銀行の経済戦略部門トップ、ビシュヌ・バラタン氏はリフィニティブ・アイコンのチャットルーム、グローバル・マーケッツ・フォーラムで、「暗号通貨はお金の代わりにはならない。せいぜい代替資産だが固有の価値を持たない」と指摘した。ビットコインの技術と可能性を仮想通貨と混同してはならないとも述べた。

こうした根強い疑問によりビットコインは先週、4カ月ぶりの安値となる約3万ドルを付けて以降、終値ベースで200日移動平均線を維持できていない。今週は3万7000ドル付近が支持線になっているが、高値は4万0904にとどまっている。

先週末に1730ドルを付けたイーサには2500ドルを超えたところで買いが入っている。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ECB、金利の選択肢をオープンに=仏中銀総裁

ワールド

ロシア、東部2都市でウクライナ軍包囲と主張 降伏呼

ビジネス

「ウゴービ」のノボノルディスク、通期予想を再び下方

ビジネス

英サービスPMI、10月改定値は52.3 インフレ
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 3
    「あなたが着ている制服を...」 乗客が客室乗務員に「非常識すぎる」要求...CAが取った行動が話題に
  • 4
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 5
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 6
    これをすれば「安定した子供」に育つ?...児童心理学…
  • 7
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 8
    「白人に見えない」と言われ続けた白人女性...外見と…
  • 9
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 10
    もはや大卒に何の意味が? 借金して大学を出ても「商…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 6
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 9
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 10
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中