ニュース速報

ビジネス

米株はS&P500種が小幅高、FOMC議事要旨受け

2021年04月08日(木)07時16分

 4月7日、米国株式市場はほぼ横ばいで推移していたが、午後に公表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で利上げ着手まで忍耐強く対応するとの姿勢が改めて確認され、S&P総合500種が上向いた。写真は3月29日、ニューヨーク証券取引所前で(2021年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 7日 ロイター] - 米国株式市場はほぼ横ばいで推移していたが、午後に公表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で利上げ着手まで忍耐強く対応するとの姿勢が改めて確認され、S&P総合500種が上向いた。

連邦準備理事会(FRB)が公表した3月16─17日のFOMC議事要旨によると、経済は改善しているもののFRBが見据える目標の達成には程遠いほか、新型コロナウイルスによるリスクが根強く、先行きはなお「極めて不確実」という認識で一致した。また、FRBが支援策の引き揚げを検討できるほど状況が改善するまでには「しばらく時間がかかる」と指摘した。

市場関係者の間では、FRBが長期にわたり利上げを先送りするか懐疑的な見方が多い。ナショナル証券のチーフ市場ストラテジスト、アート・ホーガン氏は「議事要旨から新たな手掛かりが得られるとみていたが、間違いだった」と語った。

米10年債利回りは終盤に上昇したが、それでも3月30日に付けた1年2カ月ぶり高水準の1.776%を引き続き下回った。このところの利回り低下がグロース(成長)株を下支えしており、この日は業種別で情報技術や通信サービスがアウトパフォームした。

年初来で見ると、景気に敏感な素材や工業などバリュー(割安)株がハイテクなどのグロース株をリードしているものの、欧州などで新型コロナウイルスの行動制限が再び強化される中、ここ数日はハイテク株に買いが戻り、バリュー相場の持続性に不透明感が生じている。

この日の取引ではグロース株が0.28%上昇し、0.16%安となったバリュー株をアウトパフォームした。

今後の相場動向は企業決算やバイデン政権のインフラ投資計画の行方が鍵となる可能性がある。

JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は7日、新型コロナワクチンの接種拡大や連邦政府の財政出動が継続した場合、米国は2023年まで好景気が続く可能性があるという見方を示した。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.38対1の比率で上回った。ナスダックでは2.22対1で値下がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は94億1000万株。3営業日連続で今年の最低水準を更新した。直近20営業日の平均は121億6000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 33446.26 +16.02 +0.05 33444.98 33521.76 33347.96

前営業日終値 33430.24

ナスダック総合 13688.84 -9.54 -0.07 13675.30 13733.03 13653.59

前営業日終値 13698.38

S&P総合500種 4079.95 +6.01 +0.15 4074.29 4083.13 4068.31

前営業日終値 4073.94

ダウ輸送株20種 14796.64 -46.30 -0.31

ダウ公共株15種 892.35 -1.24 -0.14

フィラデルフィア半導体 3266.46 +0.36 +0.01

VIX指数 17.16 -0.96 -5.30

S&P一般消費財 1388.64 -0.92 -0.07

S&P素材 497.72 -8.86 -1.75

S&P工業 839.89 -3.74 -0.44

S&P主要消費財 707.72 -1.36 -0.19

S&P金融 578.95 +2.36 +0.41

S&P不動産 253.24 +0.37 +0.15

S&Pエネルギー 371.23 +1.63 +0.44

S&Pヘルスケア 1358.17 -3.29 -0.24

S&P通信サービス 251.73 +1.81 +0.72

S&P情報技術 2432.00 +13.03 +0.54

S&P公益事業 330.08 -0.41 -0.12

NYSE出来高 8.41億株

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 29710 0 大阪比

シカゴ日経先物6月限 円建て 29680 - 30 大阪比

(S&Pセクター別指数は関連コンテンツでご覧ください; リフィニティブデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります)

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏 、 ホルムズ海峡に多くの国が軍艦派遣と

ビジネス

イラン情勢注視続く、FRB金利見通しも焦点=今週の

ワールド

イスラエル、レバノンと数日内に協議へ ヒズボラと戦

ワールド

北朝鮮の金総書記、多連装ロケット砲の発射訓練視察=
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目のやり場に困る」衣装...「これはオシャレなの?」
  • 3
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 4
    有人機の「盾」となる使い捨て無人機...空の戦いに革…
  • 5
    「筋肉はモッツァレラと同じ」...なぜウォーミングア…
  • 6
    機内で「人生最悪」の経験をした女性客...後ろの客の…
  • 7
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 8
    イラン攻撃のさなか、トランプが行った「執務室の祈…
  • 9
    ファラオが眠る王家の谷に残されていた「インド系言…
  • 10
    幼い子供たちの「おぞましい変化」を克明に記録...「…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 5
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 6
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 7
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 8
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 9
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 10
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中