ニュース速報

ビジネス

日経平均は反落、利益確定優勢 企業決算控え様子見も

2021年01月22日(金)15時41分

東京株式市場で日経平均は反落した。前日に終値ベースで1990年8月以来の高値を付けたことから、きょうは高値警戒感から利益確定売りが優勢となった。資料写真、東京証券取引所、2020年10月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 22日 ロイター] -

日経平均

終値      28631.45 -125.41

寄り付き    28580.20

安値/高値   28,527.16─28,698.18

TOPIX

終値       1856.64 -4.00

寄り付き     1848.79

安値/高値    1,848.40─1,859.38

東証出来高(万株) 121752

東証売買代金(億円) 23734.88

東京株式市場で日経平均は反落した。前日に終値ベースで1990年8月以来の高値を付けたことから、きょうは高値警戒感から利益確定売りが優勢となった。売り一巡後はやや下げ幅を縮小したが、来週以降に本格化する企業の決算発表をにらみ、様子見ムードが広がった。

TOPIXは0.21%安で取引を終了。東証1部の売買代金は2兆3734億円。東証33業種中、海運業、その他製品、電気・ガス業、石油・石炭製品など11業種は値上がり。半面、鉱業、鉄鋼、保険業、証券業など22業種は値下がりした。

市場の関心は、来週以降に本格化する企業の決算発表に集まる。三井住友DSアセットマネジメント・チーフマーケットストラテジストの市川雅浩氏は「足元の業績はもちろん、先行きの見通しや経営者のマインドにマーケットは注目するのではないか」と指摘する。

前回の決算発表時には、電気機器や自動車業界などの回復が確認されたが、「今回も堅調な業績と先行きに対する経営者の強気なコメントが確認されれば、日経平均は2万9000円にタッチする可能性もあるだろう」(野村証券のエクイティ・マーケット・ストラテジスト、澤田麻希氏)との見方も出ていた。

個別では、資生堂が大幅続伸し、東証1部の値上がり率上位に入った。低価格帯のヘアケアブランド「TSUBAKI」などの日用品事業を、欧州系大手投資ファンドCVCキャピタル・パートナーズに売却するとの報道が材料視された。

その他、曙ブレーキ工業、クニミネ工業なども堅調に推移した。

東証1部の騰落数は、値上がり694銘柄に対し、値下がりが1416銘柄、変わらずが80銘柄だった。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

カンボジアとの停戦維持、合意違反でタイは兵士解放を

ワールド

中国軍が台湾周辺で実弾射撃訓練、封鎖想定 過去最大

ワールド

韓国大統領、1月4ー7日に訪中 習主席とサプライチ

ビジネス

米シティ、ロシア部門売却を取締役会が承認 損失12
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 2
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と考える人が知らない事実
  • 3
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめる「腸を守る」3つの習慣とは?
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    「すでに気に入っている」...ジョージアの大臣が来日…
  • 6
    「サイエンス少年ではなかった」 テニス漬けの学生…
  • 7
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 8
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 9
    【銘柄】子会社が起訴された東京エレクトロン...それ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 6
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 7
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 8
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 9
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 10
    素粒子では「宇宙の根源」に迫れない...理論物理学者…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中