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前場の日経平均は反発、米株先物高で 設備投資関連が堅調
12月1日、前場の東京株式市場で日経平均は反発、前営業日比390円84銭高の2万6824円46銭で午前の取引を終了した。都内で3月撮影(2020年 ロイター/Stoyan Nenov)
[東京 1日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は反発。前営業日比390円84銭高の2万6824円46銭で午前の取引を終了した。前日の米株式市場では利益確定売りが先行し、主要3指数は反落した。だが、時間外取引での米株先物がしっかりした動きなっていることや、ドル/円相場が円安に振れていることが支えとなり、日経平均は堅調に推移。前場引けにかけて上げ幅を拡大した。
TOPIXは0.86%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆3430億円だった。東証33業種中、非鉄金属、金属製品、証券業、機械など26業種は値上がり。半面、鉱業、電気・ガス業、石油・石炭製品など7業種は値下がりした。
幅広い業種で買いが先行し、日経平均は堅調に推移したが、市場では「新型コロナウイルスワクチンの早期利用や景気回復など先々の期待を背景に、出遅れた海外勢が日本株を買っているのではないか」(国内証券)との見方が出ていた。
個別では、ファナックや安川電機がしっかり。「朝方に発表された法人企業統計で、7─9月期設備投資額が全産業で前年比ー10.6%となり、市場予想以上の内容だったことが好感され、設備投資関連の銘柄が買われている」(野村証券のエクイティ・マーケット・ストラテジスト、澤田麻希氏)との意見が聞かれた。
東証1部の騰落数は、値上がり1491銘柄に対し、値下がりが604銘柄、変わらずが78銘柄だった。