ニュース速報

ビジネス

前場の日経平均は反発、米株先物高で 設備投資関連が堅調

2020年12月01日(火)12時00分

 12月1日、前場の東京株式市場で日経平均は反発、前営業日比390円84銭高の2万6824円46銭で午前の取引を終了した。都内で3月撮影(2020年 ロイター/Stoyan Nenov)

[東京 1日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は反発。前営業日比390円84銭高の2万6824円46銭で午前の取引を終了した。前日の米株式市場では利益確定売りが先行し、主要3指数は反落した。だが、時間外取引での米株先物がしっかりした動きなっていることや、ドル/円相場が円安に振れていることが支えとなり、日経平均は堅調に推移。前場引けにかけて上げ幅を拡大した。

TOPIXは0.86%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆3430億円だった。東証33業種中、非鉄金属、金属製品、証券業、機械など26業種は値上がり。半面、鉱業、電気・ガス業、石油・石炭製品など7業種は値下がりした。

幅広い業種で買いが先行し、日経平均は堅調に推移したが、市場では「新型コロナウイルスワクチンの早期利用や景気回復など先々の期待を背景に、出遅れた海外勢が日本株を買っているのではないか」(国内証券)との見方が出ていた。

個別では、ファナックや安川電機がしっかり。「朝方に発表された法人企業統計で、7─9月期設備投資額が全産業で前年比ー10.6%となり、市場予想以上の内容だったことが好感され、設備投資関連の銘柄が買われている」(野村証券のエクイティ・マーケット・ストラテジスト、澤田麻希氏)との意見が聞かれた。

東証1部の騰落数は、値上がり1491銘柄に対し、値下がりが604銘柄、変わらずが78銘柄だった。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ビットコイン一時9万ドル割れ、リスク志向後退 機関

ビジネス

ユーロ圏銀行、資金調達の市場依存が危機時にリスク=

ビジネス

欧州の銀行、前例のないリスクに備えを ECB警告

ビジネス

ブラジル、仮想通貨の国際決済に課税検討=関係筋
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影風景がSNSで話題に、「再現度が高すぎる」とファン興奮
  • 3
    悪化する日中関係 悪いのは高市首相か、それとも中国か
  • 4
    「中国人が10軒前後の豪邸所有」...理想の高級住宅地…
  • 5
    マイケル・J・フォックスが新著で初めて語る、40年目…
  • 6
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 7
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 8
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 9
    山本由伸が変えた「常識」──メジャーを揺るがせた235…
  • 10
    南京事件を描いた映画「南京写真館」を皮肉るスラン…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 5
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 6
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 7
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 8
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 9
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影…
  • 10
    「中国人が10軒前後の豪邸所有」...理想の高級住宅地…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中