ニュース速報

ビジネス

JR東海、今期1850億円の営業赤字見通し 旅客は年度内60%の戻り 

2020年10月28日(水)17時22分

10月28日、東海旅客鉄道(JR東海)は、2021年3月期の連結営業損益が1850億円の赤字(前期は6561億円の黒字)になるとの見通しを発表した。写真はJR東海のロゴ。名古屋駅で2016年10月撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 28日 ロイター] - 東海旅客鉄道(JR東海) <9022.T>は28日、2021年3月期の連結営業損益が1850億円の赤字(前期は6561億円の黒字)になるとの見通しを発表した。足元の輸送動向を踏まえ、この鉄道利用状況が年末まで続き、その後回復基調となることを前提にしている。

同社は、新型コロナウイルスの影響が不透明として、業績見通しの開示を見送っていた。

営業損益は、連結決算の開示を始めた1989年以降初めての赤字となる。リフィニティブがまとめたアナリスト10人の営業損益予想平均は524億円の赤字だった。

連結売上高は8630億円(前期比53.2%減)、純損益は1920億円の赤字(前期は3978億円の黒字)見通し。

今回の業績見通しの前提は、年内の鉄道利用は足元の水準(18年度比40%の水準)が続き、年度末に60%、来年6月には80%に戻ることを想定している。また、連結で680億円のコスト削減を計画している。

丹羽俊介常務は会見で「来期は黒字にしたいし、実現可能だと思っている」と述べた。ただ、同社の場合、通常時の運輸収入は、9割が新幹線、1割が在来線。鉄道利用の回復は在来線の方が早く始まっているという。新幹線の回復については「急速には回復せず、徐々に戻ってくるのではないか」との見方を示した。

GoToトラベルについては、10月から東京発着が追加になり「旅行増に寄与している」とし、延長されれば「輸送量という面ではポジティブ」と期待を示した。

(清水律子)

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ドイツ、最近の緊張にもかかわらず「中国より米国に近

ワールド

日経平均は続落、利益確定優勢 選挙控え方向感欠く

ワールド

メドベージェフ氏「世界紛争は望まず」 トランプ氏を

ビジネス

再送-ヤマハ発、25年12月期の純利益予想を下方修
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 2
    関節が弱ると人生も鈍る...健康長寿は「自重筋トレ」から生まれる
  • 3
    世界初、太陽光だけで走る完全自己充電バイク...イタリア建築家が生んだ次世代モビリティ「ソラリス」
  • 4
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 5
    中国がちらつかせる「琉球カード」の真意
  • 6
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 7
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 8
    中国政府に転んだ「反逆のアーティスト」艾未未の正体
  • 9
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 10
    エプスタイン文書追加公開...ラトニック商務長官、ケ…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 5
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 6
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 7
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 8
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中