ニュース速報

ビジネス

自民党、金融庁・日銀の業務縦割り改善で河野行革相に提言

2020年10月27日(火)15時38分

 10月27日、自民党の金融調査会(山本幸三会長)や財務金融部有志は、民間金融機関に対する金融庁の検査と日銀の考査で業務重複などを解消し、民間側の負担軽減を図るよう求める提言書をまとめ、河野太郎行革担当相に手渡した。写真は都内で2009年7月撮影(2020年 ロイター)

[東京 27日 ロイター] - 自民党の金融調査会(山本幸三会長)や財務金融部有志は27日、民間金融機関に対する金融庁の検査と日銀の考査で業務重複などを解消し、民間側の負担軽減を図るよう求める提言書をまとめ、河野太郎行革担当相に手渡した。麻生太郎金融担当相や日銀側にも同様に手渡す予定。

鈴木馨祐財務金融部会長は今回の趣旨について「金融庁と日銀の縦割り打破」と説明した。「コロナ対応の資金繰り支援について金融庁が民間金融機関を調査しており、負担感を軽減したい。(金融システム全体のリスクを管理する)マクロプルーデンスのためにより詳細な情報を金融機関から得る必要がある」(小倉將信・金融調査会事務局長)ことも、連携強化を要請する理由の一つ。

自民党としての要望は、1)金融庁検査と日銀考査のデータの統合、2)金融庁検査と日銀考査が、同様な項目について、近い時期に検査・考査することを排除するなどの連携、3)ターゲットを明確化するなど金融庁・日銀の協業深化─など。

(竹本能文)

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

午前の日経平均は小幅続伸、景気敏感株に買い TOP

ビジネス

アサヒビール、10月売上高は前年比1割弱の減少 サ

ワールド

トランプ氏は「被害少女知っていた」と米富豪記述、資

ビジネス

SBI新生銀のIPO、農林中金が一部引き受け 時価
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    ファン激怒...『スター・ウォーズ』人気キャラの続編をディズニーが中止に、5000人超の「怒りの署名活動」に発展
  • 4
    炎天下や寒空の下で何時間も立ちっぱなし......労働…
  • 5
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 6
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 7
    ついに開館した「大エジプト博物館」の展示内容とは…
  • 8
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 9
    冬ごもりを忘れたクマが来る――「穴持たず」が引き起…
  • 10
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 4
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 5
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 6
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 7
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 10
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 10
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中