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鉱工業生産8月は前月比1.7%増、基調判断上方修正 増産ペースは縮小

2020年09月30日(水)10時08分

[東京 30日 ロイター] - 経済産業省が30日発表した8月鉱工業生産指数速報は前月比1.7%上昇となり3カ月連続で上昇。上昇率はロイター集計民間予測の同1.5%を上回り、経産省は基調判断を「総じてみれば持ち直しの動きがみられる」から「生産は持ち直している」に上方修正した。

もっとも8月の鉱工業生産指数は88.7と、新型コロナウイルス感染拡大前の3月の95.8と比べると水準は低く、8月のプラス幅も7月の8.7%から縮小した。「感染症拡大前の生産に戻るには時間かかり、生産水準自体は今後も当面低い水準が続く」(経産省幹部)とみられる。

8月の生産拡大に最も寄与したのが自動車工業で、前月比8.9%増。このほか鉄鋼・非鉄も自動車向け需要の回復で増加、電子部品・デバイス、化学工業、汎用・業務用機械なども増えた。

一方、生産用機械工業、電気・情報通信機械工業、パルプ・紙・紙加工品工業などは減少した。

企業の生産計画をもとに経産省が算出する生産予測指数は9月が前月比5.7%上昇、10月が同2.9%上昇となった。実現すれば10月の指数は96.5となり今年3月の水準を回復するが、2月の水準には届かない。

予測指数は上振れ傾向があり、これを補正した試算値では9月前月比2.8%増となっている。

*内容を追加しました。

(竹本能文 編集:青山敦子)

ロイター
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