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英バークレイズ、第2四半期に予想上回る貸倒引当金 市場関連は好調

2020年07月29日(水)19時42分

 7月29日、英銀大手バークレイズは、第2・四半期決算で市場予想を上回る16億ポンドの貸倒引当金を計上した。写真はロンドンで2017年2月撮影(2020年 ロイター/Stefan Wermuth)

[ロンドン 29日 ロイター] - 英銀大手バークレイズは、第2・四半期決算で市場予想を上回る16億ポンドの貸倒引当金を計上した。新型コロナウイルスの流行でコンシューマー部門が打撃を受けた。

同行がまとめた市場予想の平均は14億2000万ポンドだった。

上半期に計上した貸倒引当金は計37億ポンド。アナリストは通年の貸倒引当金を57億9000万ポンドと予想している。

コンシューマー部門はクレジットカードローンなどの需要低迷が重しとなったが、投資銀行部門は好調だった。

法人金融・投資銀行部門では、債券・通貨・コモディティー部門の第2・四半期の利益が60%増の14億ポンド。

マーケット部門の利益は49%増の21億ポンドだった。

同行の上半期の税引き前利益は13億ポンド。前年同期は30億ポンドだった。投資銀行門は好調だったが、貸倒引当金が重しとなった。

発表を受けて株価は下落。グッドボディのアナリストは、業績面の質的な低下や不安定な収入を市場は材料視しているとの見方を示した。

バークレイズは、経済予想に変化がなければ下期の減損処理額は上期ほどにはならないとの見方を示した。景気回復と貸倒引当金の見通しには慎重な姿勢で臨んでいるとし、引当率は2008年の金融危機時の不履行水準を上回っていると指摘した。

財務担当役員は電話会見で、「現在の信用状況は基調的には比較的落ち着いている。行内の延滞統計から判断すると、一般に受け止められているような感じではない」と述べた。

新型コロナ対応での支出がかさむ中、コスト抑制面では短期的に圧力を受けるとの見方も示した。

自己資本比率は14.2%で、3月末の13.1%から上昇。最近の規制変更が寄与した。

ただ同行は、下半期に資本バッファーが圧力に見舞われる可能性があると警告した。

*内容を追加しました。

ロイター
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