ニュース速報

ビジネス

一般会計税収4月は前年比29.4%減、申告期限延長で11年ぶり大幅減

2020年06月01日(月)17時31分

6月1日、財務省が発表した4月の一般会計税収は前年同月比29.4%減の4兆3867億円だった。写真は円紙幣。2011年8月撮影(2020年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 1日 ロイター] - 財務省が1日発表した4月の一般会計税収は前年同月比29.4%減の4兆3869億円だった。申告所得税、消費税、源泉所得税が前年実績を大きく下回り、税収の下落率は2009年8月以来の大きさとなった。財務省の幹部は「経済情勢というより、感染症の拡大に伴う申告・納付期限延長という政策対応の影響が大きい」と述べた。

申告所得税は88.5%減の1876億円、消費税は10.4%減の1兆6617億円。感染症拡大防止の観点から、国税庁は2019年度分の申告消費税や個人事業主の消費税などの申告・納付期限を4月16日に延長した。この影響で、口座引き落としによる振替納税分が5月の税収実績に反映されることになった。

前年生じた配当金に関する大口納付の剥落で、源泉所得税は10.8%減の1兆4479億円だった。

4月までの累計税収実績は前年同月比5.1%減の49兆6874億円だった。進ちょく率は82.6%で、前年同月の86.7%を下回った。

19年度税収は、3月期決算企業の法人税収が固まる5月分までを集計して発表される。企業収益の悪化を背景に、政府は昨年12月の19年度補正予算案編成時に税収見通しを62兆4950億円から60兆1800億円に引き下げたが、新型コロナの影響で補正後の税収見通しにも届かない可能性が高いとみられている。

財務省幹部は、19年度の税収実績について「感染症の経済への影響は現時点では申し上げられない。予断を持って答えるのは差し控えたい」と話した。

*内容を追加しました。

(和田崇彦)

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、対イラン作戦「ほぼ完了」 想定より早く

ビジネス

米国株式市場=反発、イラン作戦「ほぼ完了」とのトラ

ワールド

米ロ首脳が電話会談、イラン情勢など協議=ロシア大統

ワールド

米、ロシア原油への制裁緩和を検討 世界原油高に対応
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    ダイヤモンドのような「ふくらはぎ」を鍛える最短ルートとは?...スクワットの真実
  • 4
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 5
    「一日中見てられる...」元プロゴルファー女性の「目…
  • 6
    「巨大な水柱に飲み込まれる...」米海軍がインド洋で…
  • 7
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 8
    ホルムズ海峡封鎖、石油危機より怖い「肥料ショック」
  • 9
    なぜ脳は、日本的「美」に反応する? 欧米の美とは異…
  • 10
    プーチンに迫る9月総選挙の暗雲
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 3
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで続くのか
  • 4
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 7
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 8
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 9
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 10
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中