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資産買い入れ巡る独憲法裁の判断、ECBに影響せず─理事=FT

2020年05月27日(水)14時56分

 5月27日、欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル理事(写真)は、ECBの資産買い入れプログラムに関してドイツ連邦憲法裁判所が下した判断に対し、ECBに直接影響を与えるものではなく、ドイツ連銀が買い入れプログラムから離脱することもないとの見解を示した。写真はフランクフルトで昨年11月撮影(2020年 ロイター/Ralph Orlowski)

[ベルリン 27日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル理事は、ECBの資産買い入れプログラムに関してドイツ連邦憲法裁判所が下した判断に対し、ECBに直接影響を与えるものではなく、ドイツ連銀が買い入れプログラムから離脱することもないとの見解を示した。27日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)に掲載されたインタビューで述べた。

独連邦憲法裁判所は今月5日、ECBの資産買い入れプログラムを巡り、ECBが政策の必要性を証明しなければ独連銀は3カ月以内に国債買い入れを停止する必要があるとの判断を下した。

同理事は「この判断に対応してわれわれが金融政策を調整することは全くない」と言明、「加盟国の中央銀行がECBの資産買い入れプログラムに参加できなくなるような状況は避けなければならない」と述べた。

「独連銀、独議会、独政府の間で話し合うと確信している。解決策を見つけなければならない」とも語った。

ロイター
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