ニュース速報

ビジネス

米企業在庫、12月は前月比0.1%増 予想に一致

2020年02月15日(土)02時19分

[ワシントン 14日 ロイター] - 米商務省が14日に発表した2019年12月の企業在庫は前月比0.1%増と、前月の0.2%減から小幅に持ち直した。市場予想と一致した。

19年全体では1.4%増だった。18年は6.2%増加していた。

企業在庫は国内総生産(GDP)の重要な構成要素だ。

12月の小売在庫は前月から横ばいだった。11月は0.9%減少していた。12月は自動車が0.1%減だった。速報値では横ばいだった。

GDPの算出に用いられる自動車を除く小売在庫は前月から横ばいだった。

在庫の積み上げペースは18年第3・四半期から19年第1・四半期まで加速した後、第2・四半期から第4・四半期は減速している。米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)が9月から10月下旬にかけてストライキを起こしていたことが一因とみられている。

在庫投資は19年第4・四半期GDPを1.09%ポイント押し下げる方向に働いた。18年第2・四半期以来の大幅な押し下げ幅だった。第4・四半期GDPは年率で前期比2.1%増だった。第3・四半期も同じペースで伸びていた。

卸売在庫は0.2%減。一方、製造業在庫は0.5%増加した。12月の企業売上高は0.1%減少した。11月は0.5%増だった。自動車は12月に1.7%減と、11月の1.6%増からマイナスへ転じた。

12月の販売ペースに基づく在庫解消に必要な期間は1.40カ月と、11月の1.39カ月から伸びた。12月の自動車売上ペースで在庫を使い切るのに必要な期間は2.25 カ月と、11月の2.22カ月から伸びた。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、ハンガリー首相と会談 対ロ原油制裁「適

ワールド

DNA二重らせんの発見者、ジェームズ・ワトソン氏死

ワールド

米英、シリア暫定大統領への制裁解除 10日にトラン

ワールド

米、EUの凍結ロシア資産活用計画を全面支持=関係筋
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2人の若者...最悪の勘違いと、残酷すぎた結末
  • 3
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統領にキスを迫る男性を捉えた「衝撃映像」に広がる波紋
  • 4
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    なぜユダヤ系住民の約半数まで、マムダニ氏を支持し…
  • 7
    長時間フライトでこれは地獄...前に座る女性の「あり…
  • 8
    【銘柄】元・東芝のキオクシアHD...生成AIで急上昇し…
  • 9
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 10
    「これは困るよ...」結婚式当日にフォトグラファーの…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 7
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 8
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 9
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 10
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中