ニュース速報

ビジネス

ドル指数や安全通貨が上昇・元下落、新型肺炎拡大で=NY市場

2020年01月28日(火)07時19分

 1月27日、ニューヨーク外為市場では、ドル指数や円、スイスフランなど安全資産とされる通貨が上昇。2017年3月撮影(2020年 ロイター/Mohamed Abd El Ghany)

[ニューヨーク 27日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドル指数や円、スイスフランなど安全資産とされる通貨が上昇。新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を巡る懸念が背景にある。一方、オフショア人民元は急落、豪ドルも4カ月ぶり安値を更新した。

国営中央テレビ(CCTV)によると、新型肺炎によるこれまでの死者は81人に達し、北京市でも初めての死者が確認された。旅行や観光業、より幅広い経済活動への影響が懸念される。[nL4N29W2FB]

スコシア・キャピタルの首席為替ストラテジスト、ショーン・オズボーン氏は「市場は新型コロナウイルスによって咳き込み、息を切らしている」と指摘。「あらゆる市場全体において、安全資産がアウトパフォームする1日になった。市場には重症急性呼吸器症候群(SARS)と同様な状況となり、世界経済に一定の打撃を与える可能性があるとの懸念が漂っている」と述べた。

テンパスのシニア為替トレーダー兼ストラテジスト、フワン・ペレス氏は「新型コロナウイルスを巡る状況が改善しなければ、ドルは今週堅調に推移し続けるだろう」と述べた。

終盤の取引で、円は対ドルで0.35%高の108.89円。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.09%高の97.941。

スイスフランも対ドルで0.18%上昇した。

オフショア人民元は一時0.9%安の6.99元と、昨年12月30日以来の安値を付けた。

中国経済へのエクスポージャーの大きい豪ドルも対米ドルで1.01%下落。昨年10月16日以来の安値を付ける場面もあった。

ユーロ/円は一時、2カ月ぶり安値となる119.92円に沈んだ。その後は0.38%安の119.97円近辺で推移した。

また、中国、香港、シンガポール、オーストラリアが休場だったことで流動性が低く、値動きが大きくなったとの指摘も聞かれた。

ドル/円 NY終値 108.89/108.90

始値 108.89

高値 109.09

安値 108.87

ユーロ/ドル NY終値 1.1016/1.1020

始値 1.1023

高値 1.1032

安値 1.1010

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ベネズエラ首都で爆発や煙、基地近くで停電も発生

ワールド

イエメン分離派、独立問う住民投票2年以内に実施と表

ワールド

アングル:戦時下でも「物流を止めるな」 ウクライナ

ワールド

メキシコ南部でM6.5の地震、首都でも揺れ 大統領
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチン、その先は袋小路か
  • 2
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙」は抑止かそれとも無能?
  • 3
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と考える人が知らない事実
  • 4
    感じのいい人が「寒いですね」にチョイ足ししている…
  • 5
    【現地発レポート】米株市場は「個人投資家の黄金時…
  • 6
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 7
    日本人の「休むと迷惑」という罪悪感は、義務教育が…
  • 8
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 9
    「断食」が細胞を救う...ファスティングの最大効果と…
  • 10
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 1
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 2
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめる「腸を守る」3つの習慣とは?
  • 3
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチン、その先は袋小路か
  • 4
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙…
  • 5
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 6
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 7
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 8
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 9
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 10
    【世界を変える「透視」技術】数学の天才が開発...癌…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中