ニュース速報

ビジネス

自民・公明、20年度税制大綱を決定 5G整備支援の優遇措置など

2019年12月12日(木)16時23分

自民党と公明党は12日、未婚のひとり親に対する税負担軽減策などを盛り込んだ2020年度の税制改正大綱を決定した。写真は2018年10月、都内で撮影(2019年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 12日 ロイター] - 自民党と公明党は12日、未婚のひとり親に対する税負担軽減策などを盛り込んだ2020年度の税制改正大綱を決定した。次世代通信規格「5G」のインフラ整備を支援する優遇措置も導入、持続的な経済成長に向けた投資を後押しする。

大綱では5Gを「経済社会や国民生活の根幹をなす情報通信インフラ」と位置付け、整備支援を「国家戦略として進める」と明記した。

5Gシステム導入を促進するため、基地局を整備する携帯電話会社などに対し、2020年度から2年間、投資額の15%を法人税から差し引くか、1年間に損金として処理できる額を30%に拡大して法人税を軽減するかのどちらかを認めることが盛り込まれた。

企業の内部留保を投資などに活用させるため、企業がベンチャー企業に出資する場合、出資の一定額の所得控除を認める。

未婚のひとり親に対しても配偶者と死別・離婚したひとり親と同じように、所得税と住民税を軽減する「寡婦控除」を適用する。

個人投資家向けのNISAについては、期限が切れる2024年以降も制度を5年間延長し仕組みを変更する。

会見した自民党の甘利明税調会長は5G税制に関し、税額控除幅が当初の9%から15%に拡大した経緯について、「情報通信インフラの世代が変わるとともに安全保障の視点が入ってきた」とし、安倍晋三首相が「可能な限り前倒しで敷設すると強い意識を持っていた」と説明した。

ひとり親支援ついては、自公両党内に様々な意見があり、「伝統的な家庭の価値観を毀損しないかとの心配に対して手探りで対応。世の中の理解を得られると判断した」(甘利会長)。公明党の西田実仁税調会長も「最終的に甘利会長のもと抜本的に変えることでこれまでの限界を突破した」と説明した。

*内容を追加しました。

(竹本能文 志田義寧)

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米ADP民間雇用、12月は4.1万人増 予想下回る

ビジネス

米国やG7と連携、冷静・毅然に対応=中国輸出規制で

ビジネス

PEのクアンタム、ルクオイル海外資産に入札 シェブ

ビジネス

ユーロ圏消費者物価、12月2%に減速 ECB目標と
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    「グリーンランドにはロシアと中国の船がうじゃうじゃいる」──トランプの介入口実にデンマーク反発
  • 4
    日本も他人事じゃない? デジタル先進国デンマークが…
  • 5
    マドゥロ拘束作戦で暗躍した偵察機「RQ-170」...米空…
  • 6
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 7
    トランプがベネズエラで大幅に書き換えた「モンロー…
  • 8
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び…
  • 9
    衛星画像で見る「消し炭」の軍事施設...ベネズエラで…
  • 10
    「悪夢だ...」バリ島のホテルのトイレで「まさかの事…
  • 1
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチン、その先は袋小路か
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙」は抑止かそれとも無能?
  • 4
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 5
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...…
  • 6
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 7
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 8
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 9
    アメリカ、中国に台湾圧力停止を求める
  • 10
    感じのいい人が「寒いですね」にチョイ足ししている…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 7
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 8
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 9
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 10
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中