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日立金属、磁性材事業で減損425億円計上 通期業績予想を下方修正
2019年10月29日(火)16時12分
[東京 29日 ロイター] - 日立金属<5486.T>は29日、2019年4─9月期決算で磁性材事業について減損損失425億8100万円を計上したと発表した。主に希土類磁石事業でFA、ロボットなどの産業分野の大幅な需要減少が想定以上に長期化していることなどを踏まえたもので、今後は拠点の統廃合などで事業の効率化を推進する。
この減損損失のほか、自動車、産業、エレクトロニクス分野の需要減少なども考慮し、2020年3月期連結業績予想を下方修正した。調整後営業利益は540億円の予想から140億円に、当期損益は285億円の黒字予想から一転して470億円の赤字予想に修正した。年間配当予想も従来の34円を26円に引き下げた。
<早期退職を募集、設備投資も抑制>
業績悪化を受け、日立金属は緊急対策として固定費削減を進める。グループ全体で売上収益に応じて人員を圧縮するほか、国内拠点を中心に帰休を予定。管理・専門職を対象に早期退職も募集する。設備投資も厳選し、期初想定の8割まで抑制。これらの対策で固定費を前年度対比で185億円削減するという。
※内容を追加しました。
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