ニュース速報

ビジネス

情報BOX:混迷深めるユニゾHDめぐる動き、2つのファンドがTOBに名乗り

2019年10月25日(金)18時01分

 10月25日、ユニゾホールディングスをめぐる一連の動きが混迷を深めている。写真はニューヨーク証券取引所で2016年4月撮影(2019年 ロイター/Brendan McDermid)

[東京 25日 ロイター] - ユニゾホールディングス<3258.T>をめぐる一連の動きが混迷を深めている。フォートレス・インベストメント・グループによるTOBに加え、米ブラックストーンもTOBに名乗りを上げたためだ。ユニゾは現時点でいずれとも協議を継続するとしている。

これまでの経緯は以下の通り。

ーー7月10日、エイチ・アイ・エス(H.I.S.)<9603.T>が1株3100円で株式公開買い付け(TOB)する意向を表明。ユニゾは事業上のシナジー効果が見込めないなどとしてこれに反対した。

ーー8月16日、ソフトバンクグループ<9984.T>の連結子会社である投資ファンドのフォートレスが、H.I.S.によるTOBに対抗する「白馬の騎士」として、1株4000円でTOBを実施すると発表した。

ーー8月後半、株価が自身の提案したTOB価格を上回って推移する中でH.I.SはTOBを断念した。

ーーユニゾがフォートレスに対してTOB価格を5000円に引き上げることなどを打診。

ーー9月27日、ユニゾは、フォートレスによるTOBが企業価値や株主利益の向上に役立つものかどうかあらためて慎重に検討する必要があるなどとして、このTOBに関する株主への応募推奨を撤回した。

ーーフォートレスはTOB期間を2度延長。TOBの成立を見込んでユニゾ株を買い進めていた米ファンドのエリオット・マネジメントがこの間、ユニゾに質問状を複数回送付した。

ーー10月15日、米ブラックストーンが、フォートレスによるTOB価格を上回る1株5000円でユニゾ株をTOBする意向を表明したが、ユニゾは態度を留保した。フォートレスはTOB期間を再度延長。

ーーユニゾは21日、フォートレスとブラックストーンのいずれのTOBについても態度を留保し、協議を継続する方針を示した。

ーーブラックストーン提案の1株5000円でのTOBをユニゾが受け入れれば、これまでユニゾ株を買い進めてきたエリオットなどの投資家は株式の売却益を得やすく、TOBは成立するかもしれない。

ーー仮にブラックストーンがTOBの意向を撤回するなら、フォートレスによるTOBが成立するかに関心が移る。これまで株価はTOBへの期待で上昇してきただけに、展開次第では急落の恐れもある。H.I.S.によるTOB表明の前日終値は1990円だった。

ーーブラックストーンは10月23日、ユニゾに対するTOBに関し、ユニゾ側の同意および合意書の期限を10月28日午後5時まで延長。

ーーフォートレスは10月25日、TOB期間を11月11日まで延長。

*最新の情報を加え、更新しました。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

ニュース速報

ビジネス

米中古住宅販売、5月は4カ月連続で減少 価格なお高

ビジネス

物価のパラダイムシフト想定せず=レーンECB理事

ビジネス

各国中銀のコロナ対策、金融安定リスク招く恐れ=クリ

ワールド

中国の駐米大使離任へ、強硬派の外務次官が後任の見通

MAGAZINE

特集:ファクトチェック 韓国ナゾ判決

2021年6月29日号(6/22発売)

慰安婦と徴用工の裁判で正反対の判決が── 「大人」になった韓国世論と政治が司法を変えたのか?

人気ランキング

  • 1

    あなたがダイエットに失敗するのは内臓脂肪を燃やす栄養素を制限しているから

  • 2

    「ワイン離れに歯止めがかからない」 フランス人が代わりに飲み始めたものとは?

  • 3

    女子学生を美醜でランク付けした中国「アート」作品のひどい言い分

  • 4

    死海沿岸を呑み込む7000個の陥没穴 縮む塩湖で地下…

  • 5

    やっぱり危ない化粧品──米研究で半分以上に発がん性…

  • 6

    ロシアの工場跡をうろつく青く変色した犬の群れ

  • 7

    東京五輪の「国際公約化」は日本政府の自作自演

  • 8

    ファイザーのワクチンで激しい副反応を経験した看護…

  • 9

    閲覧ご注意:ネズミの波がオーストラリアの農地や町…

  • 10

    「残業時間別」で見た日々の暮らしと仕事のリアル 10…

  • 1

    最愛の人の「生前の姿」をGoogleストリートビューで発見した人たち...その感動と特別さ

  • 2

    あなたがダイエットに失敗するのは内臓脂肪を燃やす栄養素を制限しているから

  • 3

    オーストラリア、一面クモの巣で覆われる

  • 4

    「ワイン離れに歯止めがかからない」 フランス人が代…

  • 5

    BTSだけじゃない! 中国を怒らせた「出禁」セレブたち

  • 6

    中国の原発で放射線漏れの疑い チェルノブイリを彷…

  • 7

    やっぱり危ない化粧品──米研究で半分以上に発がん性…

  • 8

    閲覧ご注意:ネズミの波がオーストラリアの農地や町…

  • 9

    「残業時間別」で見た日々の暮らしと仕事のリアル 10…

  • 10

    徴用工訴訟、ソウル地裁の却下判決 韓国法曹会は正…

  • 1

    4000回の腕立て伏せを毎日、1年間続けた男...何を目指し、どうなったのか

  • 2

    脳が騙される! 白黒の映像が、目の錯覚でフルカラーに見える不思議な体験

  • 3

    国際交流で日本にきた中国人200人に「裏切り者」のレッテル

  • 4

    最愛の人の「生前の姿」をGoogleストリートビューで…

  • 5

    デーブ・スペクター「日本は不思議なことに、オウン…

  • 6

    閲覧ご注意:ネズミの波がオーストラリアの農地や町…

  • 7

    あなたがダイエットに失敗するのは内臓脂肪を燃やす…

  • 8

    オーストラリア、一面クモの巣で覆われる

  • 9

    東京オリンピックの前向きな中止を考えよ

  • 10

    武漢研究所は長年、危険なコロナウイルスの機能獲得…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

投資特集 2021年に始める資産形成 英会話特集 Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
Wonderful Story
メンバーシップ登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら
World Voice

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中