ニュース速報

ビジネス

トヨタAIベンチャーズ、自動運転分野向け投資を拡大

2018年02月27日(火)11時03分

 2月26日、トヨタ自動車のコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)、トヨタAIベンチャーズ(米シリコンバレー)のトップは、自動運転分野の新興企業への投資を拡大する方針を明らかにした。写真はトヨタ自動車のロゴ。昨年11月にロサンジェルスで撮影(2018年 ロイター/Mike Blake)

[26日 ロイター] - トヨタ自動車<7203.T>のコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)、トヨタAIベンチャーズ(米シリコンバレー)のトップは、自動運転分野の新興企業への投資を拡大する方針を明らかにした。

トヨタAIベンチャーズは26日、ミシガン州アナーバーが拠点の新興企業、メイ・モビリティーに対するシード段階の投資1150万ドルの共同責任者になったと発表。メイ・モビリティーは大学のキャンパスやオフィス街などで低速で走るための自動運転シャトルを開発している。ドイツ自動車大手BMWの「BMWiベンチャーズ」が共同で出資する。

トヨタAIベンチャーズはこれまで、初期段階のスタートアップ7社に対する投資を公表。これらに共通する要素は、自動運転車やオンデマンド型ライドシェアのカギとなる人工知能(AI)、ロボット工学、ビッグデータなどの先端技術だ。

同社のマネジングディレクター、ジム・アドラー氏はインタビューで「技術革新がどこで起きているのかを把握し、市場のディスラプション(創造的破壊)を利用して破壊シグナルの情報を直接得ることがわれわれの使命の一環」と説明。

技術革新や新たなモビリティー(移動手段)サービスの急速な発展により「自動車産業の包囲網ができた」と指摘。そのうえで、トヨタなどの自動車大手が「この環境の変化に適応しなければ、脆弱さが増し、リスクも増大する可能性がある」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

中国で「南京大虐殺」の追悼式典、習主席は出席せず

ワールド

トランプ氏、次期FRB議長にウォーシュ氏かハセット

ビジネス

アングル:トランプ関税が生んだ新潮流、中国企業がベ

ワールド

アングル:米国などからトップ研究者誘致へ、カナダが
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の脅威」と明記
  • 2
    「前を閉めてくれ...」F1観戦モデルの「超密着コーデ」が物議...SNSで賛否続出
  • 3
    現役・東大院生! 中国出身の芸人「いぜん」は、なぜ「日本のお笑い」に挑むのか?
  • 4
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 5
    世界最大の都市ランキング...1位だった「東京」が3位…
  • 6
    首や手足、胴を切断...ツタンカーメンのミイラ調査開…
  • 7
    「体が資本」を企業文化に──100年企業・尾崎建設が挑…
  • 8
    高市首相の「台湾有事」発言、経済への本当の影響度.…
  • 9
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれ…
  • 10
    中国人爆買いが転機、今後は「売り手化」のリスク...…
  • 1
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出を睨み建設急ピッチ
  • 4
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の…
  • 5
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 6
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 7
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれ…
  • 8
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 9
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 10
    人手不足で広がり始めた、非正規から正規雇用へのキ…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 6
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 7
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 10
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中