ニュース速報

ビジネス

日経平均は反落、円高と週末の北朝鮮情勢を警戒

2017年09月08日(金)15時52分

 9月8日、東京株式市場で日経平均は反落。終値では4月28日以来、約4カ月ぶりの安値水準となった。欧州中央銀行(ECB)理事会後のドラギ総裁会見を受け、対ドルでユーロ高が進行し、ドル安/円高となった。写真は都内で2014年9月撮影(2017年 ロイター/Issei Kato)

[東京 8日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反落。終値では4月28日以来、約4カ月ぶりの安値水準となった。欧州中央銀行(ECB)理事会後のドラギ総裁会見を受け、対ドルでユーロ高が進行し、ドル安/円高となった。朝方は主力輸出株に売りが先行したが、一巡後は下げ渋る場面が見られた。後場には、9日に北朝鮮が建国記念日を控えていることで地政学リスクの高まりが警戒された。外為市場でドルが108円台を割り込むと、指数は157円安まで下げ幅を拡大した。

TOPIXも反落。東証33業種中、その他製品など5業種を除く28業種が下落した。食料品の下落率がトップ。精密機器、保険がこれに続いた。

ユーロ高/円安が進んでも、マツダ<7261.T>、キヤノン<7751.T>、セイコーエプソン <6724.T>など欧州関連銘柄は下落して引けた。

市場では「欧州向け売上げ比率の高い会社でも、ドル/円の影響は受ける。9日に北朝鮮が挑発行動に出る可能性もあり、国連の制裁決議の行方も気がかりだ。どこに向かって撃つかにもよるが、ミサイルを発射した場合、週明けに日経平均は1万9000円ぐらいまで下げるだろう」(日本アジア証券エクイティ・ストラテジスト清水三津雄氏)との声が聞かれた。

個別銘柄では、ラウンドワン<4680.T>が続伸し年初来高値更新。同社が7日に発表した8月の既存店売上高は前年比12%増と3カ月連続で前年を上回ったことが材料視されている。雨天が多かったことで屋内型レジャー施設への需要が高まったことなどが要因という。

半面、積水ハウス<1928.T>が反落。7日に発表した2017年2─7月期の連結純利益は前年比17.2%増の610億円となった。2018年1月期の業績予想は経常利益予想は小幅に上方修正したものの、それ以外は据え置いた。同日に発表した8月の受注速報は対前年割れとなっており、下期以降の業績の伸びの鈍化を警戒した売りが出た。

東証1部の騰落数は、値上がり678銘柄に対し、値下がりが1247銘柄、変わらずが101銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      19274.82 -121.70

寄り付き    19297.96

安値/高値   19239.52─19357.49

TOPIX<.TOPX>

終値       1593.54 -4.70

寄り付き     1593.61

安値/高値    1590.33─1599.27

東証出来高(万株) 186042

東証売買代金(億円) 27145.86

ロイター
Copyright (C) 2017 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米兵3人死亡、対イラン作戦で初 トランプ氏「終結ま

ワールド

イラン臨時指導部が対話打診、トランプ氏「応じる」

ビジネス

英MFS破綻で金融株軒並み下落、銀行損失やプライベ

ワールド

米軍、イランの軍艦9隻撃沈=トランプ氏
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作曲家が「惨めでもいいじゃないか」と語る理由
  • 4
    ドバイの空港・ホテルに被害 イランが湾岸諸国に報…
  • 5
    「本当にテイラー?」「メイクの力が大きい...」テイ…
  • 6
    【銘柄】「三菱重工業」の株価上昇はどこまで続く...…
  • 7
    【銘柄】「ファナック」は新時代の主役か...フィジカ…
  • 8
    米・イスラエルの「イラン攻撃」受け、航空各社が中…
  • 9
    「高市大勝」に中国人が見せた意外な反応
  • 10
    最高指導者ハメネイ師死亡(イラン発表)、トランプ…
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 4
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 5
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 6
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 7
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 8
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 9
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 10
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中