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ヘッジ外債500億円増、円債は魅力なし=東京海上日動・下期運用計画

2016年10月26日(水)19時53分

10月26日、東京海上日動火災保険は今年度下期にヘッジ外債を500億円強積み増す計画。都内で5月撮影(2016年 ロイター/TORU HANAI)

[東京 26日 ロイター] - 東京海上日動火災保険は今年度下期、ヘッジ外債を500億円強積み増す。対象はヘッジコストが上昇しても金利収入を得やすい投資適格級の欧米社債が中心。国内債は日銀コントロール下の現行金利水準に妙味が乏しいとして、引き続き積み増しを見送る。

インタビューに応じた岳俊太郎・資産運用第2部次長によると、年度当初に1000億円増としていたヘッジ外債投資はほぼ予定通り推移。米国債はヘッジコスト高で金利収入を確保できないため、運用委託先のグループ会社を通じ、社債などのクレジット投資を実行した。上期投資は米ドル建てが多かったが、下期はユーロ建てと半々にする方針。

為替リスクをヘッジしないオープン外債投資は下期も「機動的な対応」にとどめ、ヘッジ外債を柱とする方針を維持する。「米政府がドル高を容認しない姿勢を示している」ためドル高/円安の進行が見込みづらいことが背景で、年度末の相場見通しも年度当初の112円から100円へ大きく引き下げた。

国内債は上期、マイナス金利への投資を見送り。日銀の新政策は「量的緩和のみでは限界がある。方針転換は評価したい」としながらも「10年国債利回りがゼロという水準は投資家にとって低すぎる」として、下期も積み増しは行わない。一方で最近の流動性の低下が突発的な相場急変につながる可能性があるとして、警戒を強めているという。

国内株は中期計画に沿って上期に政策保有分700億円程度の売却を実施。当初計画は年度で1000億円だった。

今後のリスク要因には米大統領選、中国景気、欧州の大型選挙などを挙げた。市場では大統領選でクリントン氏が勝利すればリスクオンシナリオが本格化するとの声も出ているが「一方向的に進むこともないだろう」と予想している。

各市場の見通しは以下の通り。▼はマイナス。

日本10年債利回り ▼0.3─0.1%(年度末0.0%)

米10年債利回り   0.6─2.4%(同1.7%)

日経平均      1万2000─2万円(同1万6000円)

ドル/円       90─115円(同100円)

ユーロ/円      90─130円(同109円)

(基太村真司、佐野日出之)

ロイター
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