ニュース速報

米銀大手が決算発表へ、幹部会見に注目=今週の米株式市場

2019年10月14日(月)09時44分

[ニューヨーク 11日 ロイター] - 今週の米株式市場では、第3・四半期決算を発表する銀行最大手に関心が集まる見通し。金利の低下を背景にした純金利マージンの縮小により1株利益が3年ぶりに前年比で減少する可能性がある。

堅調な住宅ローン業務や株価の値ごろ感がS&P500金融指数<.SPXBK>を下支えする可能性もあるが、信用状況や融資の伸びの見通し、預金コストの削減などについて各行の経営陣が投資家に安心感を与えることができるかどうかが株価動向の鍵となる。

決算発表はシティグループ、ウェルズ・ファーゴ(Wファーゴ)、JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックスが15日、バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)が16日となる。

リフィニティブのアナリストがまとめたデータによると、米銀最大手の第3・四半期決算は0.9%増収、1.2%減益と予想されている。

キーフ・ブリュイエット・アンド・ウッズ (KBW)のリサーチディレクター、フレッド・キャノン氏は、第3・四半期中に米2年債と10年債のイールドカーブがフラット化し、一時は逆転も見られたことに言及し、「純金利の状況を踏まえると、全体としてかなり厳しい四半期になりそうだ」と述べた。

シティ、Wファーゴ、JPモルガンの幹部はいずれも9月、マクロ経済面の懸念を理由に、通年の純金利収入の見通しを下方修正した。

マニュライフ・インベストメント・マネジメントのリサ・ウェルチ氏は、今週の決算発表で投資家が注目するのは、純金利マージンの見通しや景気減速への対応策に関する各行幹部の発言だと指摘する。

アバディーン・スタンダード・インベストメントの投資マネジャー、マイク・クローニン氏は、米景気減速が債務返済状況に影響しているかどうかを示す兆候にも投資家は敏感になるとした。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

高市首相、応援演説で円安メリットに言及 米関税のバ

ワールド

米政府機関の一部が閉鎖、短期間の公算 予算案の下院

ビジネス

中国1月製造業PMIが50割れ、非製造業は22年1

ワールド

トランプ氏、労働統計局長にベテランエコノミスト指名
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 2
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 3
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵士供給に悩むロシアが行う「外道行為」の実態
  • 4
    日本はすでに世界第4位の移民受け入れ国...実は開放…
  • 5
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 6
    「着てない妻」をSNSに...ベッカム長男の豪遊投稿に…
  • 7
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 8
    日本経済を中国市場から切り離すべきなのか
  • 9
    関節が弱ると人生も鈍る...健康長寿は「自重筋トレ」…
  • 10
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 5
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 6
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 7
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 8
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 9
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 10
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中