ニュース速報

ECB、低金利の期間短縮を検討すべき=ドイツ与党党首

2019年07月08日(月)19時46分

[ベルリン 8日 ロイター] - ドイツの保守系与党、キリスト教民主同盟(CDU)のクランプカレンバウアー党首は、欧州中央銀行(ECB)の低金利政策が預金者に問題を引き起こしており、低金利の期間の短縮を検討する必要があるとの認識を示した。

8日付の独フランクフルター・アルゲマイネ紙とのインタビューで述べた。

クランプカレンバウアー氏は昨年12月にメルケル首相の後任としてCDU党首に就任した。

クランプカレンバウアー氏は、ECBは独立しており、今後も物価安定を責務として独立性を維持すべきだと強調した上で「低金利局面を少し短縮する必要性がないか、今後にも目を向ける必要がある」と発言。

「こうした低金利の影響には問題がある。特に、多くのドイツ人を含め、通常の貯蓄預金をしている人々は、貯蓄の利益を得られないからだ」と述べた。

また「利回りがこれほど低ければ、資本が欧州から流出する。だからこそ金融政策の発動余地を引き続き確保することが必要だが、それと同時に、金融政策を持続可能で非常に分別のあるものにする必要がある。それが(次期ECB総裁に指名された)ラガルド氏の課題だ」と述べた。

ドイツでは、南欧経済を支えるためにドイツの預金者が低金利を強いられているとの不満が多いが、ドイツの高位の政治家がECBの政策スタンスを批判するのは異例。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

北朝鮮、戦死兵士の遺族向け住宅地区竣工 金総書記「

ワールド

豪、AUKUS原潜配備へ造船所建設に27億米ドル拠

ビジネス

EXCLUSIVE-FRBが次期金融監督局長にグイ

ワールド

米民主党、バージニア州区割り変更へ「何でもする」と
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワートレーニング」が失速する理由
  • 2
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」でソフトウェア株総崩れの中、投資マネーの新潮流は?
  • 3
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活動する動画に世界中のネット民から賞賛の声
  • 4
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 5
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    それで街を歩いて大丈夫? 米モデル、「目のやり場に…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    世界市場3.8兆円、日本アニメは転換点へ――成長を支え…
  • 10
    フロリダのディズニーを敬遠する動きが拡大、なぜ? …
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
  • 6
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 7
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 8
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 9
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 10
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中