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トランプ政権は「機能不全」、駐米英国大使が機密メモで酷評=英紙

2019年07月08日(月)09時24分

[ロンドン 7日 ロイター] - 7日付の英紙メール・オン・サンデーによると、英国の駐米大使がトランプ米政権について、「機能不全」で「無能だ」と評していたことが明らかになった。

キム・ダロック大使による英国政府向けの2017年から現在までの機密メモによると、同大使はトランプ米大統領について、不安定な状況を拡大させるとし、効果的にやり取りするには要点を簡潔にまとめ、時として担当直入に物事を伝える必要があると指摘している。

あるメモでダロック氏は「この政権が今より正常になるとは思えない。機能不全や予測不能性、分裂状態、外交的な不器用さ、無能さが大きく改善するとは考えていない」と伝えた。

また、他のメモでは、トランプ政権は「例を見ないほど機能不全だ」と指摘。ホワイトハウス内の争いについてのメディア報道は「おおむね事実だ」と説明している。

一方で、トランプ氏を過小評価してはいけないとし、再選される可能性があるとの見方を示している。

同紙によると、英政府スポークスマンは、外交官らは駐在国の政治について率直かつありのままの意見を政府に伝えることが期待されているとした上で、こうした見方は必ずしも政府の見解ではない、と述べている。

ロイター
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