ニュース速報

原油先物まちまち、米国のイラン制裁や米中貿易戦争を受け

2019年05月07日(火)15時18分

[シンガポール 7日 ロイター] - アジア時間7日の原油先物市場はまちまち。米国の対イラン・対ベネズエラ制裁を受けて警戒感が広がる一方、米中貿易戦争がエスカレートすれば世界経済が鈍化するとの懸念が浮上している。

0443GMT(日本時間午後1時43分)現在、北海ブレント先物は0.04ドル高の1バレル=71.28ドル。

WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物 は0.18ドル(0.3%)高の62.44ドル。

米国は対イラン政策を強化しており、6日には「イラン政府による軍事的脅威」の兆しがあるとして、中東への空母打撃群と爆撃部隊の派遣を承認したことを明らかにした。

イランは制裁に対抗し、「グレーマーケット」で原油の売却を続けると表明。報復措置を打ち出す方針も示しており、核開発プログラムの一部を再開する可能性がある。

米政府はベネズエラのマドゥロ政権に対する制裁も導入しており、同国の原油輸出は混乱に見舞われている。

一方、米中貿易戦争で世界経済が鈍化するリスクも意識されている。

ゴールドマン・サックスはこの日、需給が逼迫し、供給リスクが拡大する中、最近のブレントの下落は行き過ぎだと指摘。短期的にはブレントが持ち直すと予想した。

ただ、数カ月後には、米最大シェール鉱区パーミアンの輸送能力が増え、石油輸出国機構(OPEC)の主要国が増産することで、現在の需給動向が落ち着き、世界の原油市場が均衡化するとの見通しを示した。

ゴールドマンは、原油価格は年内に下落すると見込んでおり、今年第3・四半期のブレント先物価格は65.50ドルと予想した。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=ドル下落、米関税巡る不確実性やイラン

ビジネス

米国株式市場=急落、ダウ821ドル安 AI懸念や関

ワールド

米北東部で暴風雪、NYなど7州で非常事態宣言 約6

ワールド

スロバキア、原油供給再開までウクライナ支援停止 ハ
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 3
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面を突き破って侵入する力の正体が明らかに
  • 4
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 5
    ペットとの「別れの時」をどう見極めるべきか...獣医…
  • 6
    揺れるシベリア...戦費の穴埋めは国民に? ロシア中…
  • 7
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 8
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 9
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 10
    IMF、日本政府に消費減税を避けるよう要請...「財政…
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 3
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 4
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 5
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 6
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 7
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 8
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 9
    ロシアに蔓延する「戦争疲れ」がプーチンの立場を揺…
  • 10
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中