ニュース速報

追加流動性は不要、ユーロ共同債発行すべき=オーストリア中銀総裁

2019年02月22日(金)02時36分

[ウィーン/ブリュッセル 21日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノボトニー・オーストリア中銀総裁は、現時点で追加的な流動性の必要性はないとの認識を示した。

前日、プラートECB専務理事がECBは新たな貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO)の実施について「早急に」協議すると述べたが、実施するとしても前回ほど銀行に有利な条件にはならない可能性を示唆していた。

2020─21年には7390億ユーロ(8380億ドル)のTLTROが満期を迎え、特にイタリアやスペインの銀行には返済負担がのしかかる。

ノボトニー総裁は、21日発売のトレンド誌のインタビューで、TLTRO延長の決定はまだ下されていないと述べた。

総裁は、景気減速を踏まえると、政策の正常化を続けるべきか討議することになるとした上で「個人的には、さらなる流動性の必要はないとみている」と述べた。

総裁は会合で、欧州連合(EU)がユーロ共同債発行で合意すべきとの認識も示した。資本市場統合に向けた動きを強め、ユーロを押し上げるため、EUが共同債を発行する必要性を訴えた。

加盟国が共同で保証する短期債券発行から始める必要があるとした。EU加盟各国が発行する国債に比べ、ユーロ債は中国などの海外投資家に魅力的に映るだろうと述べた。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米がベネズエラ攻撃、マドゥロ大統領拘束 未明に首都

ワールド

米がベネズエラ攻撃、マドゥロ大統領拘束 未明に首都

ワールド

ロシア、米のベネズエラ攻撃は「侵略行為」 緊急安保

ワールド

ベネズエラ大統領夫妻を拘束し国外へ移送、トランプ氏
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチン、その先は袋小路か
  • 2
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙」は抑止かそれとも無能?
  • 3
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と考える人が知らない事実
  • 4
    感じのいい人が「寒いですね」にチョイ足ししている…
  • 5
    【現地発レポート】米株市場は「個人投資家の黄金時…
  • 6
    「断食」が細胞を救う...ファスティングの最大効果と…
  • 7
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 8
    日本人の「休むと迷惑」という罪悪感は、義務教育が…
  • 9
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 10
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 1
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 2
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめる「腸を守る」3つの習慣とは?
  • 3
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチン、その先は袋小路か
  • 4
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 5
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙…
  • 6
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 7
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 8
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 9
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 10
    【世界を変える「透視」技術】数学の天才が開発...癌…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中