ニュース速報

北朝鮮失踪外交官の娘が本国送還、イタリア政府が確認

2019年02月21日(木)10時28分

[ローマ 20日 ロイター] - イタリア外務省は20日、北朝鮮の駐イタリア大使代理が昨年からローマで行方不明となっている問題を巡り、大使代理の娘が本国に送還されていたことを確認した。

駐イタリア大使代理だった北朝鮮の外交官チョ・ソンギル氏は昨年11月、妻と共に大使館を出た後、行方が分からなくなっている。韓国メディアは、チョ氏が西側の国への亡命を求めていると報じていた。

イタリア外務省によると、北朝鮮は12月5日にイタリア外務省に対し、チョ氏が11月10日に妻と共に大使館を後にしたことを受け、14日に娘を本国に送還したと通知した。

2016年に脱北した太永浩(テ・ヨンホ)元駐英公使は今週ソウルで記者団に対し、チョ氏がローマの大使館を抜け出す際に娘を連れて行くことができなかったと語った。さらに、北朝鮮が間もなくチョ氏の娘を平壌に送還したとする北朝鮮の情報筋から入手した情報を明らかにした。

イタリア外務省の発表に先立ち、ディステファーノ外務次官はフェイスブックへの投稿で、チョ氏の娘がローマで連れ去られ、平壌に送還されたとの報道について、「事実が確認されれば、かつてない重大な問題」で、この問題に関与したものは「責任を問われる」と言明した。

同外務次官は、チョ氏の娘が北朝鮮で拷問を受けている恐れがあるとし、イタリア政府は保護すべきだったと述べた。

*写真とカテゴリーを追加して再送します。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

英首相、辞任要求にも続投表明 任命問題で政権基盤揺

ビジネス

NEC委員長、雇用の伸び鈍化見込む 人口減と生産性

ワールド

中国BYD、米政府に関税払い戻し求め提訴 昨年4月

ワールド

EU、第三国の港も対象に 対ロ制裁20弾=提案文書
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 2
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...周囲を気にしない「迷惑行為」が撮影される
  • 3
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業績が良くても人気が伸びないエンタメ株の事情とは
  • 4
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 5
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    「二度と見せるな」と大炎上...女性の「密着レギンス…
  • 8
    韓国映画『しあわせな選択』 ニューズウィーク日本…
  • 9
    【銘柄】なぜ?「サイゼリヤ」の株価が上場来高値...…
  • 10
    変わる「JBIC」...2つの「欧州ファンド」で、日本の…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 3
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予防のために、絶対にしてはいけないこととは?
  • 4
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 5
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 6
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 7
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 8
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 9
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入っ…
  • 10
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 7
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 8
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 10
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中