[東京 21日 ロイター] - 政府は、2016年度国債発行計画で、一般会計予算の財源となる新規国債や過去に発行した国債の借り換えなどの総額を2年連続で減額し、162兆2000億円とする方針だ。前年からは7兆8000億円の減額となる。
日銀の異次元緩和で市場の流動性低下を懸念する声が出ている現状を踏まえ、市中への発行額(カレンダーベース)は147兆円とし、減額幅を5兆6000億円にとどめる。
国債発行総額の内訳は、新規国債34兆4000億円、復興債2兆2000億円、財投債16兆5000億円、借換債109兆1000億円。発行総額は2年連続、市中分は3年連続の減額となる。
市場の流動性低下の懸念に配慮し、市中発行分の減額幅は抑制する。年限別では40年利付国債の発行回数を年6回に増やし、年間4000億円増の2兆4000億円とする。
一方、20年利付国債を年間1兆2000億円減の13兆2000億円、5年債を同1兆2000億円減の28兆8000億円、2年債を同2兆4000億円減の27兆6000億円、1年割引短期国債を同1兆2000億円減の25兆円とする。
長期金利の指標となる10年債の発行額は変えない。
16年度計画では流動性の維持、向上への対策として既発債の追加入札を拡充する。これまで実施していなかった残存1年超5年以下の国債を新たに追加し、2か月に1度の頻度で流動性入札の対象とする。