※近年、激動の国際情勢を表現する語彙は、かつてないスピードで更新され続けています。Tech RightからCognitive Warfare、活人感、AI Slopまで――。ウェブ特集「いくつ知ってる? 世界を読み解くキーワード」では、その背景にある文脈とともに解説します。
Pronatalism(出生主義)
「子供がもっと生まれる社会が望ましい」と考え、出生率の向上を積極的に後押しすべきだとする思想。
19世紀後半から欧米で議論され、20世紀前半にはソ連や欧州各国(ファシスト期のイタリア、ナチス期のドイツなど)で政策化された。
20年代に入り出生率の低下が深刻化するなか、トランプ大統領やバンス副大統領らも支持を表明し注目を集めた。
保守派の一部は、人口減少を移民で補うのではなく自国民が安心して子供を産み育てられる社会を重視し、児童税額控除の拡充や子育て支援策の強化などを訴えている。
[監修]
小谷 哲男
明海大学外国語学部教授、日本国際問題研究所研究主幹。専門はアメリカ研究、日本の外交・安全保障政策など。トランプ政権内部に精通する稀有な専門家。

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