バンスは「(01年の)9.11テロ以後の世代に属している。祖国を愛しつつも、当時は共和党にも民主党にも確かな指導力がなく、戦争でも国家運営でも道を誤ったと思っている世代だ」と言ったのは、前出のバンクス上院議員だ。
「それは昔ながらの共和党員にはない感覚であり、だからこそバンスは党内の誰よりも今の『アメリカ第一主義』を的確に代弁できる」。そう語るバンクス自身もまだ46歳で、14年と15年にはアフガニスタン戦争に従軍している。
首都ワシントンにいれば、バンスは重要な会議やイベントに、必ずトランプと一緒に姿を見せる。政権の内部事情に詳しい複数の情報源によると、バンスはトランプが重要な決定に際して助言を求める数少ない幹部の1人だ。バンスに近い別の人物の言葉を借りれば、「JDはあらゆる事柄に関与している」。
バンスはトランプ政権2期目の政策を全て支持している。強引な関税政策も、不法移民の一斉強制送還や国内主要都市への州兵派遣も、大統領の政敵と目される人々への訴追も支持している。
※この記事は前編です。後半「トランプをヒトラー呼ばわりしたこともあるのに、今や絶対的イエスマン...バンスの『真の人物像』とは?」はリンクからご覧ください。
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