世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は25日、パレスチナ自治区ガザの状況は「地獄」と表現し、休戦と「真の解決」を強く求めた。

テドロス氏は、ガザの医療非常事態について話し合われたジュネーブの理事会で「私は自身の経験から、戦争は解決をもたらすものではなく、より多くの戦いと憎しみ、苦しみ、破壊しかもたらさないと確信している。だから、平和を選択し、この問題を政治的に解決しよう」と訴えた。

エチオピア出身の同氏は幼少期に戦争を経験し、自身の子どもも1998─2000年のエチオピアとエリトリアの戦闘時に爆撃を逃れて防空壕に隠れるなどしていた。

さらに同氏は状況が「言語に絶する」と述べ、感情をあらわにした。

一方、イスラエルのシャハール在ジュネーブ国連大使はロイターに、テドロス氏の発言は「指導者として完全な失敗」と非難。「発言は10月7日以来のWHOによる全ての不備を体現している。人質、レイプ、イスラエル人殺害のほか、病院の軍事転用や人間の盾を利用する(パレスチナのイスラム組織)ハマスの見下げた行為にも一切言及していない」と述べた。

さらに、WHOはガザの病院におけるハマスの軍事活動に目をつぶり、ハマスと共謀していると批判した。

[ロイター]
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