調査回答者の大半がフードロスに関心、「食べきりサイズ」など希望

チケットレストランは、リーズナブルで栄養価の高い食事を提供するレストランで使えるため、働く人々の健康維持に役立つ経済的サポートになる。オフィスに食堂がない企業は多いが、このサービスが働きがいの向上につながるメリットもあるだろう。「離職率の低下につながっている」という介護業界の導入企業もある。

2023年3月にはウーバージャパンと業務提携をし、在宅勤務をする従業員もチケットを利用できるようになった。食事代もインフレ傾向の中、自宅にいながら「社食」を利用できるのはありがたいという人は多いはずだ。

エデンレッドは2023年10月、日本を含む世界19カ国で実施したフードロスと栄養バランスの取れた食事についての利用者調査を公表した。それによれば、回答者の90%がフードロスに関心を持っており、65%が「食べきり、適量注文が可能なサイズの提供」を、63%が「食べ残し用の持ち帰り袋の配布」を希望していた。

「調査結果と共にフードロスに取り組む加盟店を紹介する資料を作成し、利用者と加盟店向けに配布しました」と、高木氏は言う。2021年には検証のため、オリジナルのドギーバッグ(持ち帰り袋)を配布したこともある。全国の飲食店とのネットワークを持つ同社だけに、飲食業界におけるフードロス削減にも一定の影響力を持ちそうだ。

エデンレッド ドギーバッグ(持ち帰り袋)
エデンレッドが配布したオリジナルのドギーバッグ(持ち帰り袋)

とはいえ「食」の福利厚生サービスを提供する企業であって、食事を提供したり、食材を生産したりしているわけではない。だからこそ、6月21日のエデンレッドグループ創業日には全社員で社会貢献活動を行うと決めているのだろう。日本では2023年は東京都あきる野市への支援活動として、横沢入里山保全地域で清掃活動を行った。同社社員が現場を知り、社会課題への意識を高めることに役立っている。

東京都あきる野市 里山保全地域での清掃活動
2023年に東京都あきる野市で行った里山保全地域での清掃活動

エデンレッドジャパンのようなサービス企業が一種のハブとなれば、日本の飲食業界全体のサステナビリティがより一層向上する可能性もあるはず。「食」の社会課題解決に、同社にかかる期待は大きい。

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