PLO(パレスチナ解放機構)

64年に創設されたPLOは現在10の政治組織を統括し、国連をはじめとする国際機関でパレスチナ人を代表する。主流派ファタハのメンバーが過半数を占めるが、パレスチナ解放人民戦線やパレスチナ人民党なども参加している。

ハマスやイスラム聖戦などの武装組織は、PLOに加わっていない。パレスチナ自治政府とPLOがヨルダン川西岸の治安維持のため、イスラエル当局と協力関係にあることに反発しているためだ。

パレスチナ自治政府(PA)

93年にノルウェーでPLOとイスラエル政府が行った秘密交渉を受けて、翌94年に発足。この交渉が、パレスチナ自治政府がヨルダン川西岸とガザを統治する「2国家解決」の枠組みを示したオスロ合意(93年)につながった。

PAの初代議長はアラファト。04年に彼が死去した後は、アッバスが議長を務めている。

多くのパレスチナ人は、PAを「占領の協力者」だとして信用していない。ヨルダン川西岸の治安維持でイスラエル軍と協力していることが、その理由だ。

イスラム聖戦

ハマスに次いで、ガザで活発な活動を展開する2番目に大きなイスラム系武装組織。ハマスと同じく、イスラエルの生存権を認めていない。創設は81年。イランとシリアの支援を受けており、レバノンのシーア派イスラム系武装組織ヒズボラと積極的に協力している。

パレスチナ国家実現に向けた道筋については、ハマスと意見が対立している。ガザを実効支配するハマスとしては、市民の支持を得て効果的に機能するために地域の安全を考慮しなければならない。対照的にイスラム聖戦は、武力のみを戦略の中心に据えている。

最終的に受け入れ可能な中東の在り方についても、ハマスとは意見が異なる。ハマス指導部はイスラエルを承認しないものの、67年以前の境界線を国境とする「2国家解決」は支持しているが、イスラム聖戦はこれを拒否。イスラエルの破壊と、ガザおよびヨルダン川西岸だけでなくイスラエル領も含むパレスチナ国家の創設を唱えている。

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ヒズボラ
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