<中国当局と連携して違法の監視活動を行う、秘密の「警察署」。世界各地に100カ所以上あるが、「街頭パトロール」として地元警察と協働しているケースも散見される>

4月17日、中国政府と連携して秘密の「警察署」をニューヨークに開設し、反体制派の中国人らを監視していたとして、中国系アメリカ人2人が米当局に逮捕された。

国際人権NGO「セーフガード・ディフェンダーズ」の報告書によれば、この手の拠点は欧州に特に多く、南アフリカや日本を含め世界各地に100カ所以上ある。業務の中心は現地の中国系住民のサポートだが、中国当局と連携して違法の監視活動に従事するケースもあるという。

一方、中国側は事実無根だと猛反発。実際、中国の警察が国外で合法的に活動する例もあるようだ。2018〜19年にはクロアチアとセルビアで、地元警察と中国警察が合同で街頭パトロールを実施。両国とも、中国の「派出所」の存在を強く否定した。

また中国はイタリアとも協定を結び、ローマなどで合同パトロールを行ってきた。ただしイタリアは昨年12月に、合同パトロールを中止する意向を表明している。

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